広島県廿日市市の宮島で、「消えずの火」で知られる霊火堂が全焼した火事から5か月が経ち、来年の再建を目指した動きがはじまりました。
ことし5月、霊火堂と離れを全焼する火事がありました。消防は出火原因を「特定できなかった」と発表。警察は現場から油の成分が確認されなかったことなどから「事件性は低い」とみています。霊火堂が全焼したのは2005年に続いて2回目でした。

空海が修行で灯した護摩の火が1200年以上燃え続けているとされる「消えずの火」の火種は、別の場所に保管されていて無事でした。
再建に向けて祈願 来年11月の落慶を目指す
宮島・弥山の山頂近くにある大聖院の霊火堂跡地では20日、参拝者や観光客が見守るなか護摩が焚かれ、再建に向けた祈願祭が執り行われました。

大聖院の吉田正裕座主は「消えずの火を守るお堂として、霊火堂が早く再建できるように、工事が無事に終わるように祈願した」と話していました。
大聖院は、来年の1月ごろに着工し、11月の落慶を目指しています。これまでと同じ木造建築ではあるものの、内装に漆喰や土塀などの燃えにくい材質を使うことなどで、火災リスクの抑制に取り組むとしています。
大聖院によりますと、再建にかかる費用は約2億8000万円で、保険金や自己資金を充てても、1億2000万円ほど不足しているということです。大聖院は20日からクラウドファンディングを開始し、支援を募っています。












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