中四国地方から新たな宇宙産業を生み出すことを目指す産学官の連携組織が、広島市でフォーラムを開きました。

「中四国宇宙産業コンソーシアム」は、中四国地方の企業や大学、行政などが連携し、宇宙を活用した新産業の創出を目指す組織です。キックオフイベントには、158人の関係者などが参加しました。

宇宙飛行士・若田光一さんが語る「宇宙空間でのものづくり」の可能性

宇宙飛行士の若田光一さんが基調講演をして、地域からの宇宙参入に期待を寄せました。

宇宙飛行士 若田光一さん
「無重力状態。沈殿が生じない熱対流がない環境、高いレベルの真空、こういったものは半導体製造には好都合な環境で…宇宙環境を使って作ったものは、宇宙に物を持っていたり帰ったりの輸送費以上の付加価値があるものがでてきている」

地上から宇宙、そして再び地上へ。医療・農業へ広がる宇宙産業の未来

コンソーシアムが目指すのは、「地上から宇宙、そして再び地上へ」という循環です。重力制御装置などを活用して、中四国で培われた技術を宇宙環境での検証につなげ、そこで得られた成果を地上の産業や人々の暮らしに役立てることを目標としています。

スペース・バイオ・ラボラトリーズ 弓削類 取締役CTO
「宇宙産業というとロケットとか人工衛星に関わるところしか関係ないと思われることが多いと思うんですけど、いま、医療、農業、半導体で、そのものづくりの重要性が今宇宙実験でもされてますので、そこにつなげていきたい」

コンソーシアムは2027年をめどに、共同プロジェクトの第一号を立ち上げたいとしています。