タレントでアーティストの木梨憲武さんの個展が、三次市で始まっています。開催前の会場で、木梨さんを取材しました。
木梨憲武さん64歳。翌日から始まる個展のレイアウトを最終確認するため真剣な表情でフロアを回ります。三次市にある奥田元宋・小由女美術館では、この日、設営作業が大詰めを迎えていました。

「木梨憲武展 TOUCH SERENDIPITY-意味ある偶然」には、とんねるず全盛期の1994年に制作したものから、今年手がけた最新作まで、およそ250点が並びます。鮮やかでポップな色彩をベースにしつつも、30年にわたる作風は幅広く、見ている人を飽きさせません。
最新作と言えば…この日会場で手がけたものも。
展示作品の制作年は1994年~ことし 最新作はきょう?!
広島に向かう直前で前衛芸術家・草間彌生さんの訃報を知ったという木梨さん。
木梨憲武さん
「草間さんがお亡くなりになられたんで。なおかつこの俺のアートの後に、ここで草間さんの本物が見れるっていうんで」

草のモチーフの間に水玉が描かれた絵の隣には、草間さんへのメッセージが展示されました。木梨さんが、描き加えていくドットで2つの作品がつながります。
この美術館では、10月から、草間さんの作品が展示される予定です。
木梨憲武さん
「こんなに光栄なことがないくらい。僕の後に、草間さんの作品が同じ場所に飾られるという。前座として本当に、なんか嬉しく思います」
「新作です。ギリギリまでドット描いてようと思ってます」
タッチOKの作品が汚れる心配は?「良いんです。もう汚れてる」笑
今回の個展では、作品の制作エピソードが聞ける音声ガイドも作られました。
木梨憲武さん
「若槻千夏ちゃんが、一緒におしゃべり…まるでラジオのようにおしゃべりしてますんで、耳と目で味わっていただければ、と思っております」

会場には、「タッチOK」の作品も15点並びます。目で見るだけでなく、時には触れて楽しんで欲しい。エンターテイナーならではのサービス精神の現れでしょうか。
「タッチOK」作品の一つは、木梨さん自身の「手」にそっくりの「作り物の手」が、額から飛び出ている作品です。第3会場の入り口横に展示されていました。木梨さんは、来館者が最後にタッチして帰ってほしい、と話しました。
サービス精神は、記者会見の場でも…。木梨さんは、終始、取材陣を笑わせながら、今回のみどころを解説しました。
「アートに免許はいらない」 笑いに包まれて伝わる思い
木梨憲武さん
「今回タイトル通り、触って良いよ、ってなってますんでね。触ってなんなんだって言われたらそれまでなんですけども」
Q。汚れる心配とかは?
「いやいや良いんですよ、もうすんごい汚れてますもん。これ白だったんですけれども、みんな触るから。なんかいい色出してき始めてくれるんでね、嬉しいです」

新しいアイデアと画材で、作品は次々と生み出されます。
木梨憲武さん
「(アートには)免許いらないんでね。勝手に自分の思い込みだけでスタートできるんで。だから、美術の勉強してませんが」
「どんどん表現すれば良いんだってことでやってきてますんで、今後もそういう風にいこうかな、と思ってますが」(ありがとうございます)
「え?もういいんですか?今、ノッてきてるんですけど」
記者会見は、大爆笑のうちに幕を閉じました。
レイアウトには成美さんも参加?!
今回の個展は全国14カ所を巡回します。会場レイアウトは、妻の安田成美さんも一緒に、2日かけてするそうです。
木梨憲武さん
「会場が日本中みんな違うんで、それを作り上げるのが、最後にね、なるさんとスタッフとやるのが、一番楽しみでね」
「1日目終わった、『じゃあ明日お願いします』、って言いながら、広島来たら、昨日のようにお好み焼き食べて、バカみたいに食べちゃって、もう洋服の匂いが落ちないくらい、ソースだらけ」

取材の後、レイアウトが変更され、木梨さんの手と「タッチ」できる作品は、順路の最後に配置されました。この木梨憲武展は、10月11日まで開催されています。
































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