老朽化に伴い、増改築が進む広島県福山市の福山市民病院の新しい本館の一部が完成しました。地域医療の「最後の砦」として、救急や周産期医療の強化が図られています。
福山市民病院の新しい本館の屋上に今回初めて設置されたヘリポート。27日は、ヘリを使った離着陸や患者の搬送訓練が行われました。
「1、2、3」
「はい、動きまーす」
これまでこの病院では本館から離れた位置にヘリポートを設けていました。ヘリでの受け入れも月に1回程度。しかし屋上に直結させたことで、より迅速な治療開始が可能となります。
福山市民病院 柏谷信博・救命救急センター長
「屋上ヘリポートができたことで、より良い、迅速な救急医療を展開・提供できるようになったと感じています」
新本館完成で新設 「周産期母子医療センター」とは…
25日には竣工式が行われ、一部が公開された福山市民病院の新本館。建築から約半世紀が経ち、老朽化が進んでいたことから、建て替えが進められていました。

今回の建て替えにあわせ、新設されたのが「周産期母子医療センター」です。
NICU(新生児集中治療室)や、MFICU(母体・胎児集中治療室)などが整備され、妊娠30週以降のハイリスクな出産や、新生児の緊急医療にも対応。関連する病床は、従来の20床から36床へと増床され、これまで、岡山県の病院に頼っていた患者の受け入れも可能になります。
福山市 高倉範尚・病院事業管理者
「高度な周産期医療はこの圏域では担ってきていなかった領域。これまでの周産期医療とはずいぶん違ってくる」
さらに、2階に移設された救命救急センターには、救急車が直接上れる専用スロープも設けられました。
福山市 高倉範尚・病院事業管理者
「(市民病院の)使命は、市民に安心安全を届ける病院。できれば、最後の砦となる病院になりたい」
2032年度末に全体工事を終える予定の福山市民病院。新本館の運用は、8月8日から始まります。







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