今季中継ぎから先発に転向したプロ2年目の岡本駿。苦しい先発陣を支える若き右腕に自身のピッチング内容について語ってもらいました。

24歳の岡本駿。先発として頭角を現すと、チームトップの6勝をあげセリーグ最年少でオールスターにも選ばれています。

そんな岡本が、大きな手応えを得た一球がありました。6月28日の阪神戦です。

強打者を相手に手応えを得た一球とは

岡本駿
「あの一球はけっこう指にかかった感覚があって。思い通りに腕が振れて、指にかかって、いいボールを投げられたアウトローだったかなと思います」

対するバッターは、打率、打点ともにリーグトップを走る阪神の4番、佐藤輝明。

ラジオ実況
「フルカウントから第6球です。足を上げて、投げました。外直球、空振り三振」
解説者・佐々岡真司
「アウトロー、いい角度でね、素晴らしいボールでしたね」

昨季は苦手意識あった左打者への外角低め

昨シーズン、左バッターに対する外角低めは、ヒットにされることが多く、岡本自身にも苦手意識がありました。

岡本駿
「自分ちょっと左のアウトローはあんまり得意ではないんですけど、思い切って投げたやつがうまくいったんで印象に残っています」

着実にステップアップを遂げる一方で、今月14日のDeNA戦は課題が残る試合となりました。4回まで1安打に封じ込めていましたが、5回、突如制球が乱れ5失点。奪三振もゼロ。

この日の岡本に何があったのか─。

1挙5失点 5回途中ノックアウト 何があったのか

岡本駿
「打たせて取るっていうふうに意識して投げてたんですけど、ちょっと5回は打たせて取れなかった。打たせて全部それが抜けちゃって。最近やっぱりボール球多いし、振ってくれない感覚があったので。ゾーンに投げて、打ってもらった方がやっぱりフォアボールとかも減りますし、それがいいところにいったら1球2球でアウト取れるので、そっちでいこうかな、ちょっと1回やってみようかなっていうふうに思ってやりました」

岡本の与えたフォアボール数は、リーグワーストタイ(※7月23日現在)。

球数とフォアボールを減らす試みは裏目にでましたが、先発投手として成長するための前向きなチャレンジでした。

打たれて学んだ意識の持ち方

岡本駿
「要所要所でやっぱり三振は取れるようにならないといけないなって。打たせて取りながら、ピンチの場面でやっぱりギア上げて三振を取れるようにならないといけないなって思いました。もっと気合入れてランナー出たら、より丁寧に強く投げることを意識したいなと思います」

岡本が心落ち着かせたアニメとは

日々成長を模索する岡本ですが、あるアニメを見て、心を落ち着かせていました。

岡本駿
「最近観たのは、ダイヤのAとか見てます」

「めっちゃ簡単に抑えるなって思いますね。なんかもう、ちょっと気合入ったらめっちゃビタビタのところ投げるんで。なんか、うらやましいなと思いながら見てます」

未来のエースに

けがや不調で離脱者が相次ぐ苦しい先発陣にあって、開幕からローテーションを守り続けているのは、開幕投手の床田と岡本のみ。カープの未来を担うエースへ、2年目の右腕に、確かな自覚が宿っています。

岡本駿
「たくさん先発ローテを守ってた人たちがいまいないので、自分が引っ張っていきたいというふうに思っています」

Q数字の目標は?
「今シーズンは12勝目指したいと思います」
Qそのためには何が必要でしょうか?
「体力を落とさないようにするのも大事ですし、暑さ対策、筋力トレーニング、全部必要かなと思います」
Q12勝いけますか?
「いけると思います」