日本を代表する棚田の一つ安芸太田町の井仁の棚田。先日、ここで棚田の夏を楽しむイベントが開かれました。イベントを支えたのは若い移住者たちでした。
棚田の中にある交流館…3連休の最後の日の20日、広島市内から20人の親子連れが集まりました。

標高450メートルから550メートルに広がる井仁の棚田…。その夏を楽しむイベントは生活雑貨の「無印良品」が開きました。
「セミもいっぱいおる、色んな生き物がおる」。リーダー役の津川光太さん(30)です。まずは子どもたちを連れて竹林に向かいます。
まずは子どもたちと「竹取り」

津川さんは地域おこし協力隊員として井仁地区に赴任した縁で去年、家族とともにここに移住。コメ作りをしながら民泊を経営しています。
竹林に到着すると、津川さんはノコギリで竹を切り始めました。
津川さんの号令で竹を引っ張って道路へ倒します。津川さんはもう1本、竹を切り倒しました。

今度は子どもたちが率先して担いで運びます。曲がり角に差し掛かった時も自分たちで通し方を工夫して長い竹をうまく運び出すことが出来ました。
参加したの男子)
「楽しかった(Qどんなところが楽しかった?)運ぶのが楽しいです」
切った竹は灯ろうに

切った竹は交流館に運びました。お父さん、お母さんと一緒にノコギリで適当な長さに切ります。ドリルで穴を開け、竹灯籠を作ります。
主催する無印良品 平原美穂子さん
「生き物であったり、ここの環境であったり、おコメだけではない切り口で、棚田の魅力をご紹介したいということで」
無印良品では7年前からコメ作りを通じて棚田の保全活動に関わっています。高齢化が進んで棚田の多くが休耕地になっているからです。
(開会式)今回、切り口を変えたのは津川さんら新しい人材が現れたことが関係しています。
井仁の棚田を支える若い移住者

「こうやって若い人が井仁でやってくれています」。地区のリーダー河野さんは開会式で津川さんに続く2人の移住者を紹介しました。
新山俊克さん(30)
「今年から井仁でおコメを作らせてもらっています」
金本淳さん(40)
「きょうは、じゅんじゅんと呼んで下さい」
金本さんはコーヒーの焙煎所を経営していて、参加者に入れたてのコーヒーを振る舞っていました。
生き物探しに子どもたちは大はしゃぎ

津川さんは子どもたちを棚田へ案内しました。田んぼの生き物を探すためです。
男の子
「(Q何つかまえたん?)カニ、カニ!」
別の男の子はバッタをつかまえたようです。
「(Qこれ何かな?)バッタ」
「(Qここ来てよかった?)よかった。いつもここに来たい」
日が暮れるとオレンジ色の光が棚田を照らし
日が暮れると、参加者たちはLED電球を入れた竹灯籠を田んぼの周りに並べました。
上から眺めると緑色の田んぼの中にオレンジ色の灯りの列が揺らめいていました。

参加者
「すごいキレイ」
関係者は棚田の新たな魅力発信に手応えを感じていました。次は9月末、稲刈りをする予定です。
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