気象庁は、台風9号と10号が発生したと発表しました。4日午前6時現在、台風9号は、「非常に強い」勢力で、トラック諸島近海を時速15kmの速さで西へ進んでいます。5日には「猛烈な」勢力に発達する予想です。台風10号は、トンキン湾を時速20kmの速さで北北西へ進んでいます。

予想結果の一つとして、雨と風のシミュレーションを見ると、「台風9号」は、発達しながら沖縄の南に進んでいます。来週の後半以降、本州付近に停滞する梅雨前線を刺激して大雨になるおそれもあります。

現在、日本の南には高気圧が張り出していて、台風の進路によってはその高気圧が強まったり弱まったりします。高気圧の位置で、日本列島に影響を及ぼすかどうか変わるので、注意が必要です。

※9号の名前「バービー」は「ベトナム北部の山の名前」に由来しています。
※10号の名前「メイサーク」は「カンボジアの木の名前」に由来しています。

**【画像で確認】またもダブル台風発生 日本への影響は 7月14日(火)までの雨・風シミュレーション**

台風9号の今後の進路は?

4日(土)午前6時の実況
種別    台風
大きさ    -
強さ    非常に強い
存在地域    トラック諸島近海
中心位置    北緯12度40分 (12.7度)
東経151度55分 (151.9度)
進行方向、速さ    西 15 km/h (8 kt)
中心気圧    935 hPa
中心付近の最大風速    50 m/s (95 kt)
最大瞬間風速    70 m/s (135 kt)
25m/s以上の暴風域    全域 140 km (75 NM)
15m/s以上の強風域    北側 390 km (210 NM)
南側 330 km (180 NM)

4日(土)午後6時の予報
種別    台風
強さ    非常に強い
存在地域    トラック諸島近海
予報円の中心    北緯12度50分 (12.8度)
東経150度55分 (150.9度)
進行方向、速さ    西 ゆっくり
中心気圧    925 hPa
中心付近の最大風速    50 m/s (100 kt)
最大瞬間風速    70 m/s (140 kt)
予報円の半径    65 km (35 NM)
暴風警戒域    全域 230 km (125 NM)

5日(日)午前6時の予報
種別    台風
強さ    猛烈な
存在地域    マリアナ諸島
予報円の中心    北緯13度05分 (13.1度)
東経149度30分 (149.5度)
進行方向、速さ    西 15 km/h (7 kt)
中心気圧    915 hPa
中心付近の最大風速    55 m/s (105 kt)
最大瞬間風速    75 m/s (150 kt)
予報円の半径    95 km (50 NM)
暴風警戒域    全域 280 km (150 NM)

6日(月)午前3時の予報
種別    台風
強さ    猛烈な
存在地域    マリアナ諸島
予報円の中心    北緯14度25分 (14.4度)
東経146度30分 (146.5度)
進行方向、速さ    西北西 15 km/h (9 kt)
中心気圧    905 hPa
中心付近の最大風速    55 m/s (110 kt)
最大瞬間風速    80 m/s (155 kt)
予報円の半径    100 km (55 NM)
暴風警戒域    全域 310 km (165 NM)

7日(火)午前3時の予報
種別    台風
強さ    猛烈な
存在地域    マリアナ諸島
予報円の中心    北緯16度05分 (16.1度)
東経141度35分 (141.6度)
進行方向、速さ    西北西 25 km/h (13 kt)
中心気圧    905 hPa
中心付近の最大風速    55 m/s (110 kt)
最大瞬間風速    80 m/s (155 kt)
予報円の半径    150 km (80 NM)
暴風警戒域    全域 350 km (190 NM)

8日(水)午前3時の予報
種別    台風
強さ    猛烈な
存在地域    フィリピンの東
予報円の中心    北緯17度30分 (17.5度)
東経135度35分 (135.6度)
進行方向、速さ    西 30 km/h (15 kt)
中心気圧    910 hPa
中心付近の最大風速    55 m/s (105 kt)
最大瞬間風速    75 m/s (150 kt)
予報円の半径    185 km (100 NM)
暴風警戒域    全域 410 km (220 NM)

9日(木)午前3時の予報
種別    台風
強さ    非常に強い
存在地域    フィリピンの東
予報円の中心    北緯18度40分 (18.7度)
東経130度40分 (130.7度)
進行方向、速さ    西北西 20 km/h (12 kt)
中心気圧    920 hPa
中心付近の最大風速    50 m/s (100 kt)
最大瞬間風速    70 m/s (140 kt)
予報円の半径    220 km (120 NM)
暴風警戒域    全域 440 km (240 NM)

台風の発生数は平年の2倍 エルニーニョとの関係性は? 

「台風(TS=TROPICAL STORM)」は、中心付近の最大風速が34ノット(17.2 m/s)以上の熱帯じょう乱のことです。

3日時点で、ことし発生した台風の数は「10個」で平年の約2倍となっています。気象庁は先日、約2年ぶりに「エルニーニョが発生していると見られる」と発表したばかりです。一般的に、台風の寿命が長くなる傾向があります。

〈エルニーニョ発生時に見られる傾向〉
・台風の発生位置が、平常時に比べて平年では南東にずれる(夏と秋は南にずれる)。
・夏、最も発生した時の台風の中心気圧が、平常時より低い。
・台風の発生から消滅までの寿命が長くなる。

台風の発生数が増えるわけではないようですが、遠く離れた海域での動向も含め、最新の情報をチェックするようにしてください。