輸送艦「おおすみ」の隊員がパワハラを受けて自殺した問題で、海上自衛隊トップの齋藤聡海上幕僚長は9日、「極めて遺憾だ」と陳謝しました。

呉地方総監部によりますと、輸送艦「おおすみ」の2等海曹と1等海曹は、2023年12月、艦内の執務室で隊員に対して、「それで給料多くもらえていいな。何も出来ていないのにもらえていいな」などと発言。

隊員は直後に倉庫で意識がない状態で発見され、呉地方総監部は「2人の言動はパワハラに該当し、自殺の要因になった」としています。

齋藤聡 海上幕僚長
「大変尊い命を奪うような事案を生起させたことは極めて遺憾であります。決してあってはならないことだと思います」

斎藤海上幕僚長は9日の定例会見でこのように述べて陳謝した上で、ハラスメントの防止に向けて▽弁護士など有識者による講演会、▽ロールプレイング形式での集合教育などに取り組んでいると強調。

また、自殺の防止に向けてカウンセリング体制を充実させるなど、隊員の心のケアに努める方針を示しました。