アメリカで最も歴史があるとされるオーケストラが5月に初めて広島で演奏します。当日は、地元生徒や児童とのコラボレーションも予定されています。出演者の思いを取材しました。
ハーバード大学で脳神経科学を学ぶ2年生の鶴田真奈さんは、本格的な研究のため、2年前に海を渡りました。学業の傍ら、大学の名門オーケストラのメンバーとして活動しています。学生オーケストラといっても高い技術が求められるため、5歳からバイオリンを続ける鶴田さんも、日々、練習に励みます。

鶴田真奈 さん「結構毎日ハードなスケジュールですけど、授業と授業の合間を縫って、プラクティスルームへ行って、なるべく練習はしようとがんばっています」
鶴田さんが参加する「ハーバード・ラドクリフ管弦楽団」は、1808年創設。アメリカで最も歴史があるとされています。2年に一度、海外ツアーを行っていて、ことしは、41年ぶりに日本で公演します。母国でのツアー決定に鶴田さんは驚いたそうです。
鶴田真奈 さん「ものすごくびっくりして大学の仲間たちに日本を紹介するいい機会だと思っていて。今、実はアメリカでジャパンブームになっていまして、例えば抹茶が人気で、友達もコーヒーより抹茶を飲む人がいる。みんなすごく喜んでいました、日本に行くって決まったときは」
日本開催のきっかけは日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞
日本開催のきっかけは、日本被団協の「ノーベル平和賞」受賞でした。ラドクリフ管弦楽団の学生たちがその活動に強く心を動かされ、日本被団協の結成から70年に当たることし、日本ツアーが決まりました。テーマは、「ミュージック・アズ・ピース」。開催地は、東京・横浜に加えて、広島と長崎が選ばれました。

記者「コンサートが開かれるのは、ここ平和公園内にある国際会議場・フェニックスホールです」
広島での演奏は、今回が初めてです。コンサートの前後には、楽団員が平和公園を見学します。鶴田さんの曾祖父は、原爆投下直後の広島に、当時、医師として救助に駆けつけ、被爆したそうです。幼いころから原爆の話を聞いてきた鶴田さんは、今回の公演に特別な思いがあると話します。
鶴田真奈 さん「今でも世界各地で戦争が起こっているので、平和を願うためには原爆が落とされた広島や長崎で公演するのは感慨深いなと思っています」
広島公演では地元生徒・児童とのコラボ
広島公演当日は、修道中学と修道高校の吹奏楽も一緒にステージに上がります。
修道高校2年 中谷要 さん「緊張ですね。すごい大役じゃないですか。驚きが強かったです」
修道中学3年 山本命旺 さん「めっちゃ賢いって言われてるハーバード大学とコラボできるなんて、とっても嬉しくて光栄だと思います」

音楽でも学業でも憧れの人たちとの共演を前に、生徒たちの熱量は高まります。また、合唱パートでは、「NHK広島児童合唱団」も加わります。
広島児童合唱団のメンバーたち
「本番でお客さんにきれいな歌声を届けたいと思って歌ってます」
「歌で他の国ともつながれるのって、すごく素敵だなって」
修道高校2年 中谷要 さん「ハーバードの方々に、すごく広島っていい都市だなって思ってもらえるように僕ら精一杯頑張っていこうと思います」
鶴田真奈 さん「現地の人たちと音楽を通してひとつのもの曲を作るのが楽しみで音楽はそれぞれ人の違いがあっても分かち合える力があると思うので友情と理解を深めることを目指したいと思っています」
アメリカから来日するラドクリフ管弦楽団と、広島の生徒・児童たちは、5月24日に音楽の舞台で共演します。







完全無料で広島情報


コメント (0)
IRAWアプリからコメントを書くことができます