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「平和の尊さを考えてほしい…」約2万3千人の日本人が強制労働に従事 ウズベキスタン共和国で北広島町の選抜神楽団が神楽公演へ 2026年2月

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北広島町の選抜神楽団が来年2月、中央アジアのウズベキスタン共和国で神楽を披露します。1日、結団式が行われました。

会場に集まった15人の団員たち。結団式には、団長を務める箕野博司町長も参加しました。

北広島町 箕野博司町長(団長)
「海外で本町を代表する伝統芸能が大きく評価されることで町民の誇りにもつながることだと確信しております。一緒に頑張っていきましょう」

北広島町内の8つの神楽団から選抜された15人は、本番直前まで週2回、仕事や大学を終えた夜に集まり稽古を重ねていきます。

北広島町神楽団 団員・高田玲音さん
「僕が一番年が下で、みんなのレベルにまだ追いつけていないので、人一倍頑張っていい経験に出来たらいいなと」

神楽団が訪れるウズベキスタン共和国には第2次世界大戦後に旧ソ連の捕虜となったおよそ2万3千人の日本人が送られ強制労働に従事させられました。炭鉱労働やダム建設などを強いられ過酷な労働や劣悪な環境下で1000人を超える日本人が故郷の土を踏むことなく命を落としました。この中には少なくとも34人の広島出身者も含まれています。

神楽はウズベキスタン共和国の首都・タシケントにある国立ナヴォイ劇場で披露されますが、このナヴォイ劇場も移送されてきた日本人捕虜が建設に参加し完成させたものです。

北広島町神楽団 演出責任者・崎内俊宏さん
「我々は今平和でいられて、この神楽を持って行くことができた。みんなにもう一度、平和の尊さを考えてほしい」

神楽団は来年2月26日から3月4日まで現地を訪問。神楽の披露だけでなく現地の大学で日本語を学ぶ学生との交流や日本人墓地などを訪れることにしています。

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