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『TORCH症候群』について

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219回目は、
広島中央通り 香月産婦人科 信実孝洋院長に
お越しいただきました。
TORCH(トーチ)症候群について
これは、妊娠中に初めて感染すると胎児に先天異常を
生じることがある感染症の頭文字をとったものです。
TはToxoplasma(トキソプラズマ)、
OはそのほかのOther(アザー)、
Rは風疹のRubella(ルベラ)、
CはCytomegalovirus(サイトメガロウイルス)、
HはHerpes(ヘルペス)だそうです。

Oのアザーは、「その他」という意味ですが
この中にB型肝炎、梅毒、リンゴ病などがあります。
リンゴ病は子どもがかかると
ほっぺが真っ赤になり、軽症で治ることが多いのですが…
お母さんの場合、かかる時期が妊娠初期であれば
あるほど、赤ちゃんへ影響がでる可能性があります。

胎盤を通してウイルスが赤血球をつくる細胞に感染して破壊するという状況から、かなりひどい貧血になり、
赤ちゃんが全身むくんできて、亡くなる…というケースもあるそうです。
妊娠前にプレコンセプションとして、
検査して自分の感染力を調べておくというのも悪くはありません。ただし、保険は適用されないので自費になります

Cのサイトメガロウイルスについては
唾液で感染するといわれています。
赤ちゃんへの影響は、肝臓や脾臓など臓器が腫れて
腹水がたまり、頭が小さいといった症状が見つかることがあります。難聴を引き起こすこともあります。

TORCH感染症は健康な人でも感染するものですし、
お母さんに症状がなくても、赤ちゃんに感染して影響がでることがあります。
妊娠中は特に、流行ってる感染症に気をつけて手洗いをしっかりする、マスクをするなど感染予防をしてくださいね。

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