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夜明け前の瀬戸内海にカッターを漕ぐ掛け声 海上保安大学校の耐寒訓練はじまる 「現場では寒い中でも対応しなければいけない」

広島県呉市にある海上保安大学校で、毎年恒例の耐寒訓練が始まりました。

寮から飛び出してきたのは、幹部海上保安官を目指している学生と研修生276人。気温は3度。16日から、6日間に及ぶ耐寒訓練に臨みます。

訓練は、学生の体力と気力を養おうと開校以来、続けられています。

柔軟体操を終えた学生たちは「カッター(端艇・短艇)」に乗り込み、夜明け前の海に漕ぎ出していきました。

学校の沖合にある島を回る約3.6kmのコースを、掛け声をかけながら1時間ほどで漕ぎ切りました。

学生「現場では、寒い環境の中でも対応しなければいけないと思うのでそれを見越して訓練に参加しました」

研修生「端艇の指揮をやらせてもらいましたが声も体も強張ってしまい、あまり声が出せなくて後悔の多い最初の訓練になりました」

学生たちは、カッター訓練のほか、逮捕術や長距離走の訓練にも取り組みます。

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