上司からのパワハラで休職を余儀なくされたとして、自衛隊で働く女性技官3人が1日、国と上司に対し慰謝料を求めて広島地裁に提訴しました。
訴えを起こしたのは、陸上自衛隊海田市駐屯地で働く、女性技官3人です。
訴えによりますと、3人は2018年から23年にかけて、直属の上司からパワハラを恒常的に受け、休職を余儀なくされたとして国と上司に一人あたり330万円の慰謝料を求めています。
他人の過失によって生じた職務上の不備における責任を一方的に押しつけられた上に弁明の機会を設けないことや、ミーティングなど大勢の前で1人だけを大声で叱責されること、意図的な無視などが続き、3人は適応障害を発症したとのことです。
3人はパワハラについて周囲の自衛官は「上司の顔色を伺って見て見ぬふりをする」など適切な対応を取らず、さらに特別防衛監察でもハラスメント認定がなされなかったと主張しています。
この日、記者会見した女性技官らは「上司から受けたパワハラの影響で不安や動悸、フラッシュバックに苦しんでいます」「何も悪いことをしていないのに、そんなことをした上司を許すことはできない」と訴えました。
陸上自衛隊海田市駐屯地は「現時点において訴状が届いていないため確認できていない」とコメントしています。
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