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「平和のために私ができることを見つけることができた」新たに41人が伝承者に 「今こそ決心しなければ」被爆者の新たに2人が証言者に 広島市

被爆体験を伝える証言者と、その体験を語り継ぐ伝承者たちに広島市から、委嘱書が交付されました。

平和文化センターの 香川剛廣 理事長から委嘱状を受け取ったのは、2024年度、自らの被爆体験を証言する81歳から94歳までの32人と、今年度から被爆者に代わって、その体験を語り継ぐ被爆体験伝承者19人、それに家族伝承者22人です。

13歳の時に、段原中町の自宅で被爆した才木さんは、90歳を超えて初めて体験を話す気持ちになったそうです。

2024度から被爆体験証言者 才木幹夫 さん(92)
「平和の重さを今の人はわからないのではないかと思う。あまりにも平和すぎて。90の年を聞いて、これはやらなければいけないなと思い、今こそ決心しなければいけないと。ちょうどウクライナ情勢もありましたし」

小学生の時から核兵器や平和について関心があったという増本さんは、最年少の伝承者です。

2024度から被爆体験伝承者 増本夏海 さん(20)
「自分はずっと、力のない…まだ若いから、何もできないと思っていたんですけど、やっとここで『伝承者』という名前をいただいて、平和のために私ができることを見つけることができたなと、すごく光栄に思っています」

増本さんに証言を託した岸田さんは、世界に羽ばたいてほしいとエールを送ります。

増本さんに体験を伝えた 岸田弘子 さん(84)
「命に対する感覚がもう並ではないんです。今の若者に、もっと叫んでほしいという、私の願いを吸い取ってくれました」

2024年度に活動する被爆体験伝承者は226人、家族伝承者は38人となりました。

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