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くやしい週末 広島カープ 3連続完封負け でも2試合は0ー1 あと一打… 九里亜蓮の熱投 ハッチは来日初登板

週末の広島カープ 対 中日の3連戦を振り返ります。

4月5日(金)

石田充 アナウンサー
九里亜蓮 投手、いいピッチングでした。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
本当にすばらしかったです。開幕投手で疲れもあったと思うんですけれども、そういったものをまったく見せない、すばらしいピッチングでした。バックもよかったです。

石田充 アナウンサー
そうですね。レフト、スタメンは 上本崇司 選手でした。九里投手、1回は3者凡退に抑えました。

3回です。ライトの 田村俊介 選手が、打球を1塁送球。アウト。

天谷宗一郎 さん
すばらしいです。肩の強さ、よかったです。

石田充 アナウンサー
高校時代は打って投げての二刀流の選手でしたから。

田村友里 キャスター
すごい。ライトゴロをですよね。

石田充 アナウンサー
なかなか見ないですよね。その後、ノーヒットピッチングを6回まで続けた九里投手でした。

ただ、8回です。ランナーを得点圏に置いたところで中日の5番・細川成也 選手がこのスイング。ライト・田村のもとへ。これをファンブルしている間に代走の2塁ランナーが還ってきまして中日が先制しました。

天谷宗一郎 さん
1つひとつが勉強です。あせらなくていいところでのあせりでした。

石田充 アナウンサー
結果的にはこの1点が決勝点となり、初戦を落としました。(広島 0ー1 中日)

4月6日(土)

石田充 アナウンサー
新外国人のハッチが、来日初先発となりました。

天谷宗一郎 さん
非常によかったんじゃないかなと思います。ストレートの強さもありながらしっかりとカットボールを軸にていねいに投げているなっていう印象でした。

石田充 アナウンサー
満塁のピンチが2回にありましたが、サード・田中広輔 がファインプレー。

天谷宗一郎 さん
バックの集中力がすばらしかったです。

石田充 アナウンサー
迎えた3回です。相手の4番、広島出身、ことしから中日という 中田翔 の犠牲フライで1点を許します。さらに痛かったのが、5回です。

天谷宗一郎 さん
もったいなかったです。

石田充 アナウンサー
細川選手への初球が甘く入り、ツーランホームランを浴びます。ただ、新井貴浩 監督は、「いろんなものを吸収しようと思ってくれているので、次の登板も期待したい」と振り返りました。

ハッチ 5回 球数102 被安打8 奪三振3 与四球1 失点3

一方、打線は7回です。田村俊介が、涌井秀章 から大きな当たり。もう少しで初ホームランかという…

天谷宗一郎 さん
そうですね。実力・経験を持ったピッチャーからしっかりと打てたってことは自信につなげていってほしいです。

石田充 アナウンサー
田村は、プロ初のスリーベースヒットでした。ただ後続が続かず、得点には至りません。

点差を詰められないまま、0対4で迎えた8回、先頭の上本がフォアボールで出塁し、4番は 堂林翔太 。

天谷宗一郎 さん
難しいボールですけどね。

石田充 アナウンサー
打球はサードキャンバスに当たり、ヒット。さらに続く5番・秋山翔吾 がレフトへのヒット。

天谷宗一郎 さん
まるではかったかのように狙っていきました。

石田充 アナウンサー
1アウト・満塁で大きなチャンスに田村俊介。一発出れば同点だったんですが、レフトへの打球はギリギリ相手のグラブの中に収まって、完封負けでした。(広島 0ー4 中日)

4月7日(日)

石田充 アナウンサー
先発は、開幕2戦目の横浜スタジアムで危険球退場となった 黒原拓未 投手でした。

天谷宗一郎 さん
たぶん恐怖心もあったと思うんですけれども、そういったものを一切感じさせない、攻めたピッチングを見せてくれました。

石田充 アナウンサー
変化球も切れていまして、3者凡退の立ち上がりでした。

迎えた5回です。ここまでセカンドベースすら踏ませていなかった黒原なんですが、ランナー1塁という場面で中日キャッチャーの 宇佐見真吾 がここしかないというところに打ち返しました。

天谷宗一郎 さん
そうなんです。キャッチャーらしい読みをされたのかなっていうところです。ただ、黒原投手はすばらしいピッチングだったと思います。

石田充 アナウンサー
6回、2番手・中﨑翔太 は、3者連続のピッチャーゴロ。

天谷宗一郎 さん
最後の打球は体で止めていましたから。気迫を感じました。

石田充 アナウンサー
迎えた8回です。矢野雅哉 がスタメン起用だったんですが、この日、マルチ安打。

天谷宗一郎 さん
速いストレートにしっかりと振り負けない。今後も非常に楽しみだなっていうバッティングを見せてくれました。

石田充 アナウンサー
矢野に代わる代走・羽月隆太郎 を1塁に置いて、松山竜平 のこのバッティング。

天谷宗一郎 さん
いや、松山選手にしかできないバッティングですよね。

石田充 アナウンサー
1塁から一気に代走・羽月が戻ってきて、どうだ? アウト…。サングラスもはずれながらのきわどいプレー、リクエストになりました。どうだ? ああ、1点が遠く、3試合続けての完封負けとなってしまいました。(広島 0ー1 中日)

天谷宗一郎 さん
くやしい。ただ、チャンスは作っているんです。

田村友里 キャスター
そうですよね。

天谷宗一郎 さん
あと1本どう出すか、新井監督はしっかりと考えてくれると思います。

田村友里 キャスター
守備とか、いいところがありましたし。

石田充 アナウンサー
そうなんです。3試合中、2試合は0対1ですから。ものすごく勝ちに近づいた負けだったと思うんです。セ・リーグの最多・最長の無得点イニングは50イニングですから、まだまだ27イニング…

天谷宗一郎 さん
いや、そこはやめて。そこは見ちゃダメ…

青山高治 キャスター
石田さん、下の数字を見るのはやめましょうよ。

天谷宗一郎 さん
3試合目が終わった後に選手がベンチを出て一礼するじゃないですか。あのときにファンの方が拍手をしていたんです。あれを見たときに、まだまだ行ってほしいし、がんばれっていう気持ちになります。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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