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【石田充】涙の理由(わけ)

2022年10月。
40歳を迎えたこの1か月、恥ずかしながらよく泣きました。

振り返れば、幼少期から「泣き虫」キャラでした。

幼い頃は、構ってほしいから。寂しいから。痛いから。思うようにならないから。そんな理由でしたね。

ただ大人になっての涙は「歓喜」「共感」「別れ」です。

【10月の出来事】
10月上旬。妹の結婚式。
本人や父親の涙声でのスピーチで、私は「共感」の涙。

10月16日。
サンフレの天皇杯決勝@日産スタジアム。

J2甲府との激闘もPK戦の末、6度目の準V。
悔し涙の選手に「共感」しての涙。

10月20日。
ドラフトプロ野球ドラフト会議。
河野佳投手のカープドラフト5位指名に「歓喜」の涙。

出身は関西という河野投手。
ただマツダスタジアムのご近所・大州小学校の卒業生です。
私も28年前に過ごした学び舎です。

広陵高時代にも取材した投手でしたが
「大州小の後輩がカープに来てくれたら」と
3年前から思っていました。

すると・・・スタジオで速報が届き、
「カープドラフト5位・河野佳」の文字が!!

5位に残っていた驚きと、カープが指名した喜びが混ざって
こんな顔になりました…。

これが40歳当日の出来事です。

その翌日の21日。
元サンフレッチェの工藤壮人選手が32歳で急逝…。
SNSで知った時に言葉が出ず、ただただ胸が締め付けられる思いでした。

2017年3月。広島へ移籍して最初のシーズン。
ラジオスタジオにもゲストで来られました。
当時26歳。

これまで出会ったアスリートの中でも1番ではないかと思えるほどの人間としてのかっこよさ。
そして礼儀正しく、番組スタッフにも配慮のかたまりで優しい微笑み。
広島加入前のシーズンに、アメリカ・ヤンキースタジアムでサッカーをやった経験を楽しそうに語ってくれた日を昨日のように思い出します。

10月22日。
サンフレッチェ、悲願のルヴァン杯初優勝。
工藤選手の黙祷から始まった決勝@国立競技場。

もうダメか・・・と思った展開からの大逆転劇。
アディショナルタイム9分の数字を見て「工藤さんの背番号(9)と同じだ」と川村拓夢選手もピッチで思ったそうです。

結果は皆さんもご存じの通り、アディショナルタイムでの2ゴール。
選手もサポーターも、そして広島関係の記者席みんなの目頭が熱くなる劇的な結末でした。

小学校時代には観音の広島スタジアムへ自転車で観戦へ。
中学時代にはアストラムラインで何度もビッグアーチへ。
大学時代には国立や等々力にも紫の応援へ。
社会人1年目にはバスツアーでJ1残留をかけた京都とのアウェイ戦へ。
2014年には自腹でルヴァン決勝へ行くも、無念の準優勝…。
そして16日の天皇杯決勝でのPK負け。
サンフレッチェとともに駆け抜けた過去30年の思い出が瞳の奥によみがえりました。

ただ…数日後。
この写真を見た後輩女性アナウンサーに言われました。

「あざといですよ!!!」

涙も乾くドライな感想をいただきました…(苦笑)

「あざとい」かの判断は視聴者の皆様に任せますが、
間違いなくたくさんの感情が揺れ動き、そして頬を涙が伝った2022年10月。
忘れられない40代のスタートです!

コメント (2)

ミイママ - 2022.10.28 10:03 2

想いの詰まった涙は人間味が溢れていました。人の事を笑っていたのに、本当にウルウルするようになりました。そんなお年頃ですよね。

じんそく - 2022.10.28 03:05 1

石田泣いとるですね 何故かもらい泣きして
しまった💦

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