日本一おいしいコメ決定 町おこしにも 12月 広島・北広島町でコンテスト

稲刈りの季節です。広島・北広島町でことし12月、日本一おいしいコメを決めるコンテストが開かれます。中四国では初めてというこの取り組みは、町おこしになるのか? コンテストに向けた動きを追いました。

そろいのエプロンやバンダナをつける女性たち…。先週末、北広島町で開かれたコメの炊き方講習会です。生徒は地元女性会のメンバー、講師は炊飯器メーカーの開発担当者です。

パナソニック 加古 さおり 上級主幹技師
「ニャンコの手、右回り。10回、1、2、3…。ご自身、おうちでやっている方法と全然違うと思うので、しっかり覚えて帰ってください」

女性会メンバー
「面倒くさい」

― ふだんと違う?
「全然、違う」

目的は、12月に町が開く「第1回 全日本お米グランプリ in 北広島町」です。当日、炊飯を担当する女性会のメンバーに公平に審査するための炊き方を教えるというものです。

北広島町女性会 山本 幸 会長
「ドキドキ・ワクワクしています。当日は、たぶんね、全国からおコメの生産者さんもお見えになるわけですから。生産者さんともお会いできて、わたしたちも試食できればなと思いますね。おいしい、いろんなコメを食べてみたいですね」

コメ作りが盛んな北広島町とはいえ、コンテストとなると話は別です。コメを集める手間から県内でも東広島市が去年、市内のコメを対象に開いたのが初めてです。

ましてや全国規模のコンテスト…。開催は、町長の強い思いで決まりました。

組織委員長 北広島町 箕野 博司 町長
「世界に誇れる稲作文化が息づくこの北広島町で、全国の生産者が集まり、交流を通じて、よりおいしいおコメの生産に切磋琢磨し合える場を創出していきたいと考えています」

世界に誇る稲作文化とは花田植えと神楽です。目的はそれだけではありません。

北広島町 箕野 博司 町長
「北広島町産のおコメ、量は少ないけど、本当においしいコメだねというような評価をいただけるような展開を図っていきたいと」

それが町内枠です。全国から応募のあったコメは376点…。これを事前審査で30点にしぼり、最終審査で日本一を決めます。その最終審査には町内枠の5点を設けます。

柴田 和広 記者
「一方、町内枠とは関係なく、コンテストで上位入賞を狙えるコメを作ろうというプロジェクトが、地元のJA広島北部を中心に進められています」

この日、JAのプロジェクトチームが集まりました。各部門の第1人者をそろえた「チームちよだろまん」です。

目的は、千代田地域で盛んに作られている県民米「あきろまん」のレベルアップです。

実験ほ場の1つ、集落法人「かみかわど」の田んぼです。

かみかわど 藤井 請吾 代表
「日本一の『あきろまん』目標ほ場なんです」

― 日本一ですか?
「日本一です」

農家は、すっかり日本一を狙うつもりです。

この日は、チームのメンバーによる月に1度の生育調査です。JAでは、これまでも農薬などの使用を減らした特別栽培米の「あきろまん」を生産していました。

ことしは、根の張りをよくする肥料を使って、イネの成長をさらによくしました。

調査員
「順調です」

かみかわど 藤井 請吾 代表
「日本一になるようなおコメになりよるか?

JA広島北部 千代田支店 益田 悠太 営農指導員
「そうなるようにやっていただいとるんで、例年に比べてもいい状態なのかなとは思っています」

収穫は、早ければ今月末の予定です。

炊飯講習会でごはんが炊き上がりました。

女性会メンバーたち
「おいしい。いいにおいがするし、おコメのいいにおいがしますし、1粒ひとつぶおいしいです」

実はこのコメ、去年、獲れた「あきろまん」の特別栽培米です。さらなるレベルアップで上位入賞となるのでしょうか?

北広島町女性会 山本 幸 会長
「できれば地元が優勝すればいいなあ、こう思っています」

最終審査は、12月3日に公開で開催し、13人の審査員の舌による3回の審査で日本一おいしいコメを決めます。

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