おはようラジオ📻『リトルマーメイド』海の魔女・アースラ役の恒川愛さんにインタビュー🐙(~10/10(月)上野学園ホール)

radiko:本名正憲のおはようラジオ | RCCラジオ | 2022/08/11/木 07:00-09:00
出演者:劇団四季 俳優 アースラ役のひとり 恒川愛(つねかわ・あい)さん 


本名:現在、上野学園ホールで上演中の劇団四季のディズニーミュージカル『リトルマーメイド』。今朝はこの『リトルマーメイド』に出演中の恒川愛さんとお電話がつながっています。恒川さん、いかがですか?広島の舞台は。
恒川:もう熱いですね、とっても。温かいお客様に囲まれて私達も「お客様と一緒に作品を創り上げているな」と感じながら毎日楽しく出演させていただいています。
本名:ライトに照らされていると舞台の方からは客席の方って見えないことが多いと思いますが、エンディングやカーテンコールの時は感じられるでしょうね。
恒川:特にカーテンコールでは、お客様が涙して拍手して、スタンディングオベーションしてくれるので、私達も本当に嬉しくって。
本名:みなさん盛り上がっていただいて、本当によかったです。私も見させていただきましてね。やっぱカーテンコールのときにはね、(俳優に対して)「みなさんありがとう!!やってくれて」っていう感じ。
恒川:私達の方が「こんなに暑い中、観に来てくださって本当にありがとうございます」という感謝の気持ちでいっぱいですね。


本名:『リトルマーメイド』。ストーリーは、ディズニーの長編アニメーションの舞台化ですので、知っている方もいらっしゃると思いますけども、人魚姫アリエルが人間の世界に憧れている話ですね。恒川さんは、人間の世界、地上に憧れるアリエルにその声と引き換えに3日間だけ人間に変えてやろうと話を持ち掛ける海の魔女、アースラ。

恒川:私はアリエルの父であり、海の王様・トリトンを滅ぼすために、アリエルを利用して海の世界を我が物にしようとたくらむ役を務めています。
本名:例えばディズニーでいうと「101匹わんちゃん」のクルエラに相当する、代表的なディズニーヴィランズ、敵役ですよね。
恒川:そうですね。
本名:恒川さん演じるアースラが登場するたびに場面の転換がありますでしょ。もう世界が変わるわけですよ。これが非常に面白い。やっぱね、こういうヴィランズがいるからこそ、ストーリーって引き締まるんだなと改めて思いましたね。
恒川:それは私も間違いなく思っていて、「敵役としてお客様の心に刻まれるほど、アリエルの幸せが引き立つ」と思っているので、すごくこだわって演じさせていただいています。
本名:僕自身ね、アリエルよりも、アースラにある種ちょっと共感する部分があって、憎みきれないとこがあるじゃないすか。
恒川:嬉しいです。彼女は人間味あふれる正直な人だなって私は思っていて、アースラは自分の兄弟や親と違う外見を持って生まれてきてしまったんですね。なので、家族から愛されずに育ってしまったために、自分以外の人たちへの憎悪の気持ちを人一倍持ってしまっている。でも、逆に「ただ、人から愛されたい」っていう気持ちがあるから、自分で人生を生きづらくしてしまっている人物だなと思って。
本名:セリフの端々や仕草にかわいらしさ、憎めなさなどコミカルなとこもあってね。
恒川:そうですね。それは救われるところですね。


本名:劇団四季の中で、オーディションを経て役にチャレンジされるわけですが、恒川さんご自身も「アースラとして出演したい」という思いがおありだったんですか。
恒川:小学校のときから、『リトルマーメイド』はアニメーション映画で見ていました。実は、アリエルはとても大好きなキャラクターで、「いつかアリエルになりたいな」という気持ちがあったんです。だけど、「私はアリエルのキャラクターじゃないな、自分自身は…」と思い、「この声を活かしたアースラ役が挑戦したいな」と思ってオーディションを受験しました。
本名:ぴったりですよね。歌などはいつ頃から始められたんですか。
恒川:もう本当に恥ずかしいんですけど、劇団四季に入団したのが19歳の時。そこから徐々に勉強させていただいてっていう形です。
本名:どんな作品にこれまでご出演なされましたか?
恒川:『クレイジー・フォー・ユー』という作品で初舞台を踏みました。あとは『コーラスライン』『アイーダ』でダンサーとしての出演が多かったです。1曲を丸々歌う役はアースラが初めてかもしれないですね。
本名:それはその役を勝ち取られたときには嬉しかったでしょう。
恒川:いやもう本当に嬉しかったです。「夢が叶った!」って思いました。
本名:あんまりダンスは激しくないですよね、アースラの場合は。
恒川:下半身は一切動かないんですよ。「テンタクルス」と呼ばれるアースラの脚は、6人の男性アンサンブルが操作してくれていて、私は上半身の表現だけで演じています。
本名:それは逆にすごい難しかったと思うんですよ。
恒川:私が難しいというよりも、6人の男性俳優が、私の全ての呼吸を感じながら合わせてくれるので、本当に彼らの方が大変だと思います。
本名:アースラ役は、姿はタコさんですよね。
恒川:そうです。私の両手2本、男性俳優が操作する脚が6本で、計8本の脚を表現しています。
本名:感情の揺れとか、セリフなどに1本1本反応するんです。これぜひ見てほしいんですよ。
恒川:ありがとうございます。まさにそれが言いたかったんです!私の呼吸1個に完璧に合わせてくれるので。
本名:ちょっと僕、これはすごいなと思った。呼吸を合わせるのってすごい大変だったんじゃないです?
恒川:本当に大変だと思うんですよ。私が合わせるんじゃなくて、テンタクルスを操作する俳優が全部合わせてくれるので。集中力は半端ないと思いますね、みなさん。アースラ役も私1人じゃなくて複数名いて、それぞれ呼吸も芝居も歌も全部感じが違うと思うんですよね。それを全部合わせてくれるので感謝感謝です。


本名:恒川さんからご覧になって、この『リトルマーメイド』、どんなところを見てほしいですか。
恒川:パペットを使って魚が海を泳いでいることを表現したり、フライングという技術を使って人魚が海の中を泳いでいるように見せたり、常に身体を揺らしてお芝居をしたり…、「ここは海なんだな」ってお客様に感じていただけるところが、この作品の魅力だと思っています。あと、作曲家 アラン・メンケンさんが作った曲の中で、1幕冒頭「プロローグ」という最初の曲で、♪“チャラララ、チャラララ”と上に向かった音階があるんです。これはアリエルが地上に行きたいという気持ちから、上に登る音階になっているそうなんですよ。反対に、カニのセバスチャンが歌う「アンダー・ザ・シー」という曲は、下に向かった音階になっています。「海の世界が素晴らしいんだ!アリエルには、海の中にいてほしい」という気持ちを表現しています。“ちびトリビア”なんですけど、こういうのを知ってから音楽を聴いていただくと、また面白いんじゃないかなと思っています。

撮影:野田正明

本名:へぇ~、もう1回見たくなりました、また。日々稽古もあり、本番もありで本当に体力的にも大変だと思いますけれども、でもまだ長いロングランが続きますので本当に頑張ってください。ラジオをお聴きのみなさんにぜひメッセージをお願いします。
恒川:愛と勇気に包まれた素敵な作品です。10月10日まで上演中なので、暑いこの季節に、ご家族、恋人やお友達と一緒にぜひ『リトルマーメイド』を観に上野学園ホールへお越しください。お待ちしております!

本名:アースラ役の恒川愛さんでした。どうもありがとうございました。『リトルマーメイド』、ミュージカルデビューの方にもぜひおすすめです。わかりやすく楽しい演目です。ぜひご覧なってください。


ミュージカル『リトルマーメイド』広島公演

日時: 10月10日(月・祝)までロングラン公演
会場:上野学園ホール
チケット:全日程、好評販売中!
※料金は日程や開演時間によって異なりますので、詳しくはホームページをご確認ください。

「おはようラジオ」2022年8月11日放送
IRAW掲載にあたり、放送から編集を加えている部分があります。

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