七夕電車 あすから運行 できあがるまでの隠れた努力

広島電鉄の「夏の風物詩」、七夕電車は、あす24日から運行します。それに先駆け、23日、報道公開されたのですが、RCCではできあがるまでの隠れた努力を独自取材しました。

七夕電車は1990年から毎年、運行し、ことしで33回目です。車体には織姫や彦星、それに短冊や星がラッピングされ、七夕の風情を醸し出しています。

また、車内には広島電鉄沿線の幼稚園児たちによる願いごとを書いた短冊などが飾られています。

園児たち
― 願いごとは?
「ケーキ屋さんになれますように」「お花屋さんになりたい」

七夕電車は24日から来月7日まで広島市内を走ります。

ところで、この七夕電車、ラッピングが仕上がるまでにはハイテクと手作業による隠れた努力がありました。

この10年間、七夕電車のラッピングを担当している広島市の巣守金属工業です。パソコンからデザインのデータを送り、大型のインクジェットプリンターで塩化ビニールのシートをロール状に印刷していきます。色鮮やかな図柄が次々に出てきます。

これをラミネート加工すれば、巨大なシールの原型ができあがります。その幅は1.2メートル、長さは60メートルに及びます。

巣守金属工業 浅田篤さん
「デザイナーが創ったデザインを電車に忠実に再現できるように気を付けています」

決められた大きさに切っていくのは、職人の鮮やかな作業です。

ただ、複雑な図形の場合、こちらの機械を使います。クレヨンで手書きしたような星のシールができました。

浅田篤さん
「最新の技術と職人の技を融合させて、よりよいものを作るように心がけています」

いよいよ、シールを電車に貼る日がやってきました。しわになったり、空気が入ったりしないよう、へら状の工具で密着させていきます。

シールには、はがした後に電車にその跡が残らないよう特殊加工されているそうです。およそ半日かけて完成させました。

巣守金属工業 浅田篤さん
「ことしもすてきなデザインのラッピングが完成したので、市内を走っているところを多くの人に見てもらいたい」

24日から広島の街を走る七夕電車、その図柄の1つひとつに関わった人たちの思いが込められています。

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