「この夜がずっと心の中に」 ウクライナからの避難家族 鵜飼いを楽しむ 広島・三次の夏の風物詩

ウクライナから避難してきた家族5人が広島・三次市で暮らし始めて2か月が経ちます。一家は、三次の夏の風物詩「鵜飼い」を楽しみました。

ウクライナ東部・ドネツク州で暮らしていたブワイロさん一家です。三次市に住む親せきを頼って、4月に避難をしてきました。

三次観光推進機構 政森進理事長
「お会いできて、うれしいです」

20日は、一家が身を寄せる親せきの家族と一緒に地元の夏の風物詩「観光鵜飼い」に招かれました。

― 女の子、お名前はなんていうんですか?
「ズラータちゃん」

3歳のズラータちゃんは、今月から市内の幼稚園に通い始めました。園でもウクライナの歌を披露しているそうです。

避難家族を受け入れ オクサナ・ヤシチェンコさん
「わたしたちの大好きなウクライナ。みんなが歌いながら楽しく元気を出しましょうという意味の歌を歌いました」

ブワイロさん一家が住んでいたウクライナ東部のドネツク州の町は、兵士ばかりが町を歩いていて、爆撃の音が毎日、聞こえると言います。今では電気やガスもほとんど使えず、現地に残る両親と連絡を取り合うことも難しいそうです。

ブワイロさん一家は、鵜飼いを見るのが初めてです。イメージが湧かないまま船に乗り込みます。

子どもたちは、同じ船に乗った地元の芸人との交流も楽しみました。

ズラータちゃん
「お兄ちゃんが大きくなったらお相撲さんになります」

三次市で暮らし始めて2か月が経ちますが、子どもたちは日本語のあいさつを覚えたり、学校に通ったりと少しずつ日本での生活になじんできたといいます。

「三次、最高!」

三次観光推進機構は、少しでも日本での暮らしを楽しんでもらいたいと考え、450年の歴史を持つ鵜飼いのほか、妖怪博物館にも招待したといいます。ブワイロさん一家は、初めて見る伝統漁法に興味津々で見入っていました。

ウクライナから避難 ディミトルさん
「ものすごく気持ちがあふれました。文化がすごくおもしろい」

アレクサンドルくん
「この船も初めて乗った。おもしろい。気持ちよかった」

イリナさん
「この夜がずっとずっと心の中に残るでしょう」

ふるさとを心配する気持ちは変わらないままですが、日本での生活に少しずつ溶け込んでいます。

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