「競技から離れても心の中には戦った思い出がいっぱい」 105歳アスリートが現役引退 かつて日本記録も樹立

105歳のアスリート・冨久正二さんが、競技生活に幕を降ろすことを決めました。

花束を贈って…
「冨久さん、お疲れさまでした」

地元の広島・三次市で行われた引退セレモニーには、多くの支援者などが集まりました。

冨久さんは、大正生まれの105歳。97歳のとき、整体院を営む貞末啓視さんからの誘いで未経験の陸上競技を始めました。

100歳のとき、参加した大会では、男子100歳以上の部で60メートル走16秒98の日本新記録を樹立。記録は、いまだ破られていません。

世界最高齢の現役陸上選手 冨久正二さん(105)
「97歳から105歳まで体の不自由はあったが、1日たりとも(練習を)休んだことはなかった」

2019年以降は、短距離とともに取り組んでいた砲丸投げを専門にするなど、活発に選手活動を続けていました。

去年は、東京オリンピックの聖火ランナーにも選出。残念ながらリレーは中止されましたが、冨久さんはトーチを地元の陸上競技場に寄贈しました。

引退セレモニーでは、自らしたためた「感謝」の文字を支援者に送りました。記録の更新が励みになっていたという冨久さん…。

冨久正二さん
「競技からは離れても自分の心の中には絶えず戦った思い出がいっぱいあります」

二人三脚で競技を続けてきた貞末さんには特に感謝を伝えます。

貞末啓視さん
「がんばってくれました」

冨久正二さん
「先生のおかげですよ」

貞末さん
「考え方が常に前向き。人との競争ではなく、自分と戦う人。これからの人生の目標は?」

冨久さん
「明日のことを心配したり、過去の終わったことは後悔したり、振り返ったりしない。その瞬間を大事に生きていきたい」

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