EU大統領 芳名録に「我々が広島の悲劇的な記憶を決して忘れませんように」 原爆資料館訪問し被爆者とも面会

13日、EU(ヨーロッパ連合)のミシェル大統領が初めて広島を訪問し、平和公園を訪れました。

ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、その発言に注目が集まりました。

小林康秀キャスター
「ミシェル大統領が、平和公園に到着しました。どんなメッセージを広島から発するのでしょうか」

EUのミシェル大統領は、午前10時半すぎ、平和公園に到着し、寺田稔総理補佐官の出迎えを受けました。

ミシェル大統領は元ベルギーの首相で、2019年、EUの大統領に就任しました。広島訪問は今回が初めてで、滝川卓男館長の案内で原爆資料館を視察し、原爆がさく裂した瞬間の街の様子を再現した映像などを見学しました。

芳名録には、「われわれが、広島の悲劇的な記憶を決して忘れませんように。また、われわれの行動が、その記憶に導かれますように」と記しました。

小林康秀キャスター
「見学を終えたミシェル大統領が原爆資料館から出てきました。滞在時間は50分ほどです」

ミシェル大統領は、ロシアのウクライナ侵攻について、「恥ずべきことに、許しがたいことに、核兵器の使用に言及すらしている」と非難しました。さらに「世界全体で核のリスクを危険なまでに高めている」と述べました。

EU ミシェル大統領
「世界のリーダーたちは歴史を理解し、世界の平和・安全保障のために正しい結論を出すことを願っている」

ミシェル大統領に同行した寺田稔総理補佐官は…。

寺田稔総理補佐官
「EUの首脳の立場で訪れていただいたことは、大いに被爆の実相を世界に発信するうえで意義深いことだと思う」

平和公園を訪れた人
「(ミシェル大統領には)ウクライナがたいへんな状況なので、(被爆の実相を)ぜひとも知ってほしい」

被爆者
「世界に二度とこういうことのないようにということを(ミシェル大統領には)強く言っていただきたい」

ミシェル大統領は、松井市長と会談したあと、広島の被爆者と非公開で面会し、体験を聞きました。

面会した被爆者 小倉桂子さん
「(ミシェル大統領は)ますます、わたしたちは戦争回避のために働かないといけないし、ここに来て、核の脅威がよくわかったと話してくれた」

「今回の訪問は将来、忘れることのない、記憶に深く残るものだ」と語ったミシェル大統領は、平和公園をあとにしました。

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