大雨で冠水したアンダーパスで車が水没するケースが全国で相次ぐなか、国土交通省は、冠水の危険が迫った際に行う「予防的通行止め」の対象に、広島市の国道2号「渕崎(ふちさき)ランプ」を追加しました。
アンダーパスの冠水による車の水没は各地で相次いでいて、千葉市や福島県いわき市では死亡事故も起きています。国土交通省は冠水のおそれがある際に事前通行規制をかける「予防的通行止め」を、すでに全国の冠水リスクの高い国道のアンダーパス7か所で導入していますが、新たに15か所を追加しました。
追加されたうちの1つが、広島市南区仁保の黄金橋西側にある国道2号「渕崎ランプ」です。国道2号の本線上り(海田方面)を交わすために、宇品方面へ出入りする分岐部が低く作られています。
広島の「渕崎ランプ」 実際に冠水で車が立ち往生したことも
渕崎ランプは2004年や2021年に冠水が起きています。このうち2004年は、台風18号の影響で乗用車が水につかり立ち往生しました。アンダーパスの手前には「冠水注意」という看板もありますが、カーブが続いているため、実際に冠水しているか直前までわかりにくい構造になっています。

渕崎ランプで立ち往生する車
国土交通省は、管理するアンダーパスのなかでも危険性があるとして「予防的通行止め」の対象箇所に指定。あわせて、注意喚起のため、さまざまな対策を速やかに行う方針です。
予防的通行止めが実施される条件は?
国道2号渕崎ランプの予防的通行止めは、レベル4大雨危険警報が発表されていて時間雨量が45ミリに達する場合や、冠水の可能性がある場合に実施されます。

広島国道事務所の山本哲史管理第一課長は「排水ポンプはあるが、それだけでなく、事前の通行規制、看板や情報掲示板の周知などの『多重防御』で冠水事故を防ぎたい」と話していました。







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