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日本選手権の舞台となった国立競技場
世界陸上・東京大会の選考会を兼ねた日本選手権の2日目。女子100mハードルに日本建設工業の福部真子が出場し、復活を印象づける走りで大会タイ記録をたたき出した。
セイコーゴールデングランプリに出場した時の福部真子
福部は去年、発熱やリンパ節の腫れに悩まされ、11月に菊池病と診断を受ける。「同じ病気で悩む人が少しでも減って欲しい」と自身の病を公表した。今年に入っても発熱などを理由に思うように練習が出来ない期間を過ごしたり、出場予定の大会に欠場したりすることが続いていた。地元の織田記念陸上も体調不良で走ることが出来ず今シーズンの初戦が5月のセイコーゴールデングランプリとなり結果は13秒12で7位と完全復活とはならなかった。
5月末のアジア選手権も欠場したことで状態が不安視されていたが、身体のコンディションを見ながら練習を工夫し、なんとか状態をあげて日本選手権のスタートラインに立つことが出来た。
今シーズン2戦目となった今回の日本選手権。予選では12秒84のタイムを出し全体2位の好記録で準決勝進出を決める。2時間後に行われた準決勝。今シーズン初めて1日で2本を走るレースで福部は復活を印象づける走りを見せる。
「厄を落とした」と短く切った髪を細かくゆらし、無風のなか世界陸上参加標準記録の12秒73まであと0秒02に迫る12秒75のタイムでゴール。自身が去年マークした大会記録に並ぶ走りを見せ全体トップで決勝進出を決めた。
セイコーゴールデングランプリの福部真子
世界陸上東京大会と日本選手権の舞台となる国立競技場
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