天皇皇后両陛下が19日から広島県を訪問されることについて、湯崎知事は17日、「被爆80年の節目の年に、ご来県いただけることを大変喜ばしく思う」と述べました。

広島県　湯崎英彦知事
「被爆80年を迎えて核兵器のない平和な世界の実現に向けた取り組みを改めて考える節目の年に、両陛下にご来県いただけることを大変喜ばしく思います」

湯崎知事は、両陛下にとって被爆遺構展示館や原爆養護ホーム「矢野おりづる園」は初めてのご訪問で、原爆資料館もリニューアル後は初めてご覧いただくことになると話しました。

今回の訪問では、被爆者や被爆体験伝承者との懇談も予定されています。

広島県　湯崎英彦知事
「展示物や被爆者の直接の声に触れていただいて、被爆の実相とあわせて、被爆者の方々が長年訴え続けている核兵器のない平和な世界の実現向けた活動が、次の世代にも継承されている様子をご覧いただきたい」

また、湯崎知事はこの会見で、「共育て」の定着に向けた「男性の家庭生活における活躍の推進に関する条例」について、県議会6月定例会への提出を見送ると明らかにしました。

引き続き、丁寧に議論しながら進めていくとしています。