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7月3日公示が有力 参議院選挙・広島選挙区の最新情勢 4人が立候補予定 「れいわ」も候補者擁立を検討

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10日の深掘りNEWSDIGは来月3日公示、20日投開票が有力とされている参議院選挙についてです。広島選挙区では現時点で4人が立候補を予定していますが、大規模買収事件など「政治とカネ」の問題の影響は、今も続いています。

改選2議席を巡って争われる参院選広島選挙区には、4人が立候補を予定しています。

岸田元総理
「選挙戦は、恐らく7月に入ってからということになると思います」

自民党新人で公明党が推薦する経済産業省の元官僚、西田英範氏です。この日は、岸田元総理の国政報告会で挨拶しました。

自民党新人 西田英範氏
「いわゆる政治とカネを巡る問題がありまして6年前。4年前、参議院選挙に挑戦させていただきました」

西田氏の参院選への挑戦は、2回目です。前回は4年前の2021年、大規模買収事件で有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴って行われた参院選広島選挙区の再選挙でした。しかし、当選したのは立憲民主党が擁立した新人の宮口治子氏でした。

西田英範氏
「日本を何とかしたい。広島を何とかしたい。本当に申し訳ございませんでした」

宮沢洋一参院議員
「最後の最後まで、河井夫婦にたたられたような」

落選した西田氏は、大規模買収事件による有権者の批判の高まりの中で、あおりを直かに受けた形となりました。

しかし、その後も「政治とカネ」の問題が続きます。2023年から24年にかけては、安倍派などの派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件。今年3月には、石破総理が当選1回の衆院議員に10万円相当の商品券を配っていた問題が明るみになりました。

4月に開かれた自民党県連の西田氏の選挙対策会議では、危機感がにじみました。

自民党県連 中本隆志会長代理
「県民・国民の皆様方から大変なお叱りを頂き今、信頼を失いかけているという状態になっているのではないかと思います」

西田氏も、県連の関係者を前に訴えました。

自民党新人 西田英範氏
「まずは信頼回復、あの買収事件からずっと我々は、政治と国民感覚のずれに苦しんでまいりました。今こそ感覚、本当に市民の方々が思うところと、我々が目指す政治が一致できるように、未来を預けられる信頼できる政治に向けまして、私自身、先頭になって変わった姿を見せてまいりたいと思います」

西田氏は、今回も厳しい選挙になるといいます。

自民党新人 西田英範氏
「やはりどれだけ国民がどう思うのだろうという思いで、政治活動をやっていかなけけばいけない。改めていくべきものは改めていくという姿勢が、まさに問われる選挙だと思うので、今までやっていたからいいというのではない、国民がどう思うか。変えていきたい、改革していかなければと思う」

立憲民主党現職 森本真治氏
「どうも、きょうはありがとうございます」

立憲民主党現職の森本真治氏です。この日の決起集会で党の衆院予算委員長、安住淳氏が指摘したのは、広島であった大規模買収事件でした。

立憲民主党 安住淳衆院議員
「申し訳ありませんけど、政治とカネの発信源はここですよ。あの河井事件で使ったお金は何だったか、まだ解明されていないんです」

改選2議席を争う、参院選広島選挙区。6年前の2019年、議席を獲得したのは、森本氏と当時、自民党新人だった河井案里氏でした。ところが、河井氏は大規模買収事件で有罪が確定し、当選が無効に。

それに伴う4年前の再選挙では、立憲民主党が擁立した新人の宮口治子氏が「政治とカネ」の問題での有権者の批判の高まりを受けて初当選し、河井氏が失った議席を獲得しました。

ただ、今回の参院選では、自民党の西田氏が再び立候補を予定する中、立憲民主党県連では2議席独占は厳しいとして、森本氏と宮口氏のうち、森本氏を候補者として選挙戦を戦うことを決めました。

立憲民主党県連 佐藤公治代表
「与党と野党で1対1という、そういう簡単な戦いではない、厳しい戦いも想定しとかなきゃいけない。と同時にやっぱり政権交代に向けての、やはり大事な戦いだということ。まかり間違うと衆参同時選挙もあるかもしれない」

その後、宮口氏は党を離れました。

一方、去年の衆院選では国民民主党が躍進し、広島2区で敗れた宮口氏の夫で新人の福田玄氏が比例で復活当選。今回の参院選でも動向が注目されましたが、国民民主党県連は広島選挙区で候補者を擁立しない方針を決めました。

背景には、既に森本氏の推薦を決め、立憲と国民が別々に候補者を擁立して分裂するのを避けたい連合広島の意向があったようです。

ようやく態勢が整った森本氏。今回も重要な争点に「政治とカネ」を挙げています。

立憲民主党現職 森本真治氏
「繰り返される政治とカネの問題などについて、法改正も提案しているが、全く進まないという部分においては、国民の皆さんの審判、判断を受けるしかないという思いもあるので、このことが中心になると思っている」

共産党新人 高見篤己氏
「物価高騰、物価高。収まりませんね。コメも高い、野菜も高い」

今年1月、立候補を表明した共産党新人の高見篤己氏です。党の県書記長を務める高見氏。国政選挙への挑戦は、今回で5回目です。県内の市町を回って街頭や小集会をこなしながら、消費税の5%への引き下げや法人税減税の見直しなどを訴えています。

共産党新人 高見篤己氏
「一番の今、政治の大きな課題に浮かび上がってきている消費税減税。廃止に向かって進めていきたいと思っている。大企業の減税のために消費税を入れたと、これを元に戻すというか、そういう改革が必要」

参政党新人 小石美千代氏
「0歳から15歳までのお子さんたちに、教育資金ということで出来れば1か月、10万円の支給をしていきたいと思っています」

4月に立候補を表明した、参政党新人の小石美千代氏です。党の県国政改革委員を務める小石氏。参院選への挑戦は、今回が初めてです。県内の市町での街頭やSNSを中心に活動し、消費税の段階的廃止やインボイス廃止、教育環境の整備などを訴えています。

参政党新人 小石美千代氏
「毎日、街頭演説をさせていただくと皆様のお声が減税。消費税をできれば最初から言っているがゼロにしたい。すぐには無理でも、段階的に参政党はしていきたいと思っている」

参院選広島選挙区では4人の他に、れいわ新選組も候補者の擁立を検討しています。※6月10日時点の情報です。

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