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ことしの梅雨の特徴は? 発表直後に最盛期並か 梅雨が明けた後も大雨のおそれ

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きょう9日(月)、中国地方では梅雨入りが発表され、広島県内も本格的な大雨シーズンに突入しました。平年よりも3日遅い発表です。

きょう午前に日本の南岸付近にあった梅雨前線は、あすにかけてゆっくりと北上し、夜には中国地方付近に近付く見込みです。きのう8日は九州北部と四国、きょう9日は中国地方に加えて、近畿、東海でも発表され、あす10日以降は関東甲信などでも発表がある見込みです。本州付近も続々と梅雨入りする一方で、ことしの特徴として気になるのが、沖縄の梅雨明けの発表が早かったことです。平年は6月21日ごろ、平年より13日早い梅雨明けの発表でした。よく梅雨に関していえば「沖縄が梅雨明けするといよいよ本州が梅雨の最盛期」と言われますが、ことしは梅雨入り直後から、本州付近は「梅雨の最盛期」のような形になる可能性があります。

今週は、梅雨前線が西日本付近に停滞する見込みです。暖かく湿った空気の流れ込みが強まるタイミングで雨の降り方が強くなったり、前線の位置が予想よりずれたりすることで、梅雨の前半から度々まとまった雨が降る機会がいつも以上に多いかもしれません。

そしてこの夏の天候の特徴として、もう一つ注意したい点が、梅雨明け後の大雨リスクです。気象庁による夏の天候予報のうち、8月の予想は、「気温は平年より高く雨量は平年並みかやや多め」となっています。この「雨量が多い」という意味は2つのパターンがあります。
①天候不順で雨の日が多く結果、雨量が多い。
②基本は晴れだが、ある条件で短期間で大雨になり、雨量が多い。
この夏は、②のパターンのおそれがあります。

この夏は、太平洋高気圧が強く、偏西風が蛇行して北側に位置し、東南アジアで対流活動活発になる見込みです。その結果、西日本付近へ南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなります。8月は、例年通り晴れて暑い日が多いとは思いますが、上空に寒気が入ったり、気圧の谷が入ったりするなど、条件が重なると一時的に大雨になるリスクがあります。

過去、8月にも大規模な大雨災害が起こることありました。2021年はお盆の頃に大雨が降り、各地で土砂災害や河川の氾濫が相次ぎました。そして2014年、77人が犠牲となった広島土砂災害も、発生したのは8月20日。梅雨明け後の夏の時期でした。

身の回りの大雨への対策をあらためて確認してください。

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