新リーグ元年のハンドボール「リーグH」はシーズン終盤戦。イズミメイプルレッズ広島は、プレーオフに向けた戦いを進めながら、新しいチームの形を模索しています。
4月29日、広島市の試合会場には、1025人もの観客が詰めかけました。プレーオフ出場権の5枠目を争うライバル、香川銀行との直接対決。立ち見が出るほどの賑わいに、選手たちも燃えました。
世界で戦えるハンドボールリーグを目指し、昨年秋に誕生した「リーグH」。イズミメイプルレッズの試合会場は、観客動員も明らかに伸びています。
中川正太 イズミハンドボール新会社設立委員会委員長(イノベーション推進部部長)「1試合平均、昨シーズンは700人だったのが、今シーズンは800人に増えています。ファンのみなさまに楽しんでいただけるよう、ファンとの交流やグッズに力を入れています」
試合の勝利だけではありません。音響や演出、試合前後のイベント、アリーナの賑わいに、関係者は力を尽くしています。
ハンドボール部の部長を務めた経験もある中川正太さん。
4月の人事異動で、ハンドボール新会社設立委員会の委員長となりました。
リーグHでは、2026‐27シーズンまでに、集客1500人、プロ契約11人以上、さらに次世代育成などの要件に取り組まなければなりません。
中川正太委員長「皆さんに楽しんでいただける試合、取り組みをしたい。ファンの皆さんと近くなって一緒になって盛り上がっていけるような、そんな取り組みをしていきたい。(プロ化に向けては)一人一人の選手と面談をしながら、本人の考えも確認しながらやっていきたいです。選手たちには、ひとりひとりのプロ意識を高めてもらいたいと思います」
ハンドボールは、ヨーロッパでは抜群の人気を誇り、他競技との相乗効果も期待されるアリーナスポーツです。
競技力向上とファン目線の改革。勝利を追求しながらも、このスポーツは、地域で、新たな役割を果たそうとしています。
中川正太委員長「まだまだハンドボールには『のびしろ』があると思っている。ぜひこれからハンドボール界が日本を盛り上げていけるように、そんなプロ化をぜひやっていきたい」
山西大輔 イズミメイプルレッズオーナー代行(イズミ副社長)「新会社はプロ化に向けての核。選手も働きながら、プロの選手としてパフォーマンスを上げていく、両輪で活躍できる体制にしていきたいと思います」
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