森下暢仁投手
「『とにかく勝ちたい』と思ってマウンドに上がりました。」
ここ2年間、甲子園で勝ち星がなかった森下(通算9試合 2勝4敗)。この日は野手陣が驚異的な粘りで大量援護、さらに守備でも盛り立て、森下は9回124球を投げ2失点完投勝利。敵地甲子園でプロ通算50勝目をマークしました。
RCC****野球解説者 天谷宗一郎
「エースになっていくピッチャーには苦手意識を持ってほしくない!その中で3年ぶりに勝ち切れたのが良かったですね。」
大瀬良大地投手
「6点・・・(大量援護に)あまり慣れてないんですよね(笑) 6点も取ってもらって本当に楽に投げることができました。感謝したいと思います。」
3者連続タイムリーを含む大量援護。さらに5回表、ピンチの場面では矢野の好守備も生まれ、大瀬良は7回1失点で、**マツダスタジアム通算46勝(歴代1位)**を達成しました。
天谷宗一郎「大瀬良投手は開幕から好投を続けながらも、打線の援護がなく白星に恵まれませんでしたが、黙々と投げ続ける姿に野手陣が奮起した試合でしたね。」
大瀬良大地「ことしでプロ12年目。色々あったマウンドですが、12球団で1番のマウンドだと思っている。ファンの皆さんの声援のおかげでここまで腕を振り続けられている。まだまだ(勝ち星を)積み重ねていきたい!」
カープは4年ぶりの地元開幕だったものの、森下、床田を先発に立てながら連敗スタート。そんな中、第3戦に先発のマウンドに上がったのは、プロ4年目で初の開幕ローテーション入りを果たした森翔平でした。最初の打者・近本のライン際の打球を、レフト・ファビアンがダイビングキャッチ!
天谷宗一郎「このプレーで選手たちが『今日行くぞ!』『連敗止めるぞ!』という気持ちになった。チームに勇気を与えてくれるプレーでしたね。森投手も気持ちが楽になったと思います。」
そして2点リードの8回、無死3・1塁の大ピンチ。8番・木浪の打球をセンター・二俣がダイビングキャッチ!
二俣翔一選手
「打撃だけではなく、守備・走塁全てができていないと(1軍)では駄目かなと思う。走攻守全てレベルアップしてレギュラーを掴みたい。」
天谷宗一郎「ここ繋がられたら逆転もあり得た試合展開で、外野手が本職ではない二俣選手がチームを救った。ちょっと感動しましたね。」
ファビアン・二俣 外野手二人の好守備が、カープを今季初勝利に導きました。
今季2勝4敗(試合前)と苦しんでいたカープは、難敵・東克樹(直近2年 対広島8勝2敗)を先発に迎えます。この試合、ラジオ解説を務めた天谷氏は、試合前に東攻略のポイントを語りました。
天谷宗一郎「やっぱり東投手はポンポンストライクを取りに来るんじゃないですか?フォアボールをなかなか出さないピッチャーですよね。なので"**ファーストストライクをいかに仕掛けていけるか"**が重要になります。」
その言葉通りの活躍を見せたのが、当時はまだ6番だった末包昇大です。同点で迎えた4回裏、東の初球を捉え、勝ち越しの2号2ランホームラン!この一発が今季マツダスタジアム第1号となりました。
末包昇大選手
「去年は投手陣におんぶにだっこだったので、今年は野手陣が取り返す」
天谷宗一郎「ホームランは"球場の雰囲気を一転させるパワー"があります。相手はエース投手だったので、そういったところで打てる末包選手の魅力を見せてもらいましたね。」
5月5日は「子どもの日」ということで、こどもたちの心を掴むプロの技を見せるのが矢野雅哉です。数ある遮二無二プレーの中から、天谷氏が「これぞ!」というプレーを厳選!
番外編:矢野雅哉 野球IQが詰まった"サード送球"(4/5)
4月5日(土)DeNA戦の6回表1死2塁、宮﨑選手の打球を矢野は3塁へ送球。好判断で2塁走者をアウトに!
天谷宗一郎「ダイナミックなプレイではなく、打球に対する状況判断とボディバランスが重要です。こういったところを子供たちに真似してほしいですね。」
実は試合前、天谷氏は田村俊介に直撃取材を行っていました。
田村俊介選手
「自分ができることって何だろうなって考えたら、やっぱり若手らしく強気にガツガツいかないといけないと思っています。」
天谷宗一郎「個人的には田村選手は**"ラッキーボーイ"**だと思っているので、期待しています!」
この日は8回を終えて4点リードも、9回にまさかの5失点を喫し、ゲームをひっくり返されてしまいます。それでもしぶとく追いついて延長11回、代打で田村俊介がコールされました。
田村俊介「本当に"まっすぐ1本"に絞って、**『来たら全部行ってやろう』**と思っていた。」
DeNA・山崎康晃投手の初球を振りぬいた打球はライトスタンドへ!プロ初ホームランが劇的なサヨナラ弾となりました!
田村俊介「期待していただいた分、なかなかホームラン打てなかったので、お待たせしました!」
天谷宗一郎「初球をガツガツ狙っていくと言って、その日に結果を出した。個人的にも思い出に残ってますし、ファンの皆さんもやっと1本打ってくれたっていう思いになったんじゃないかなと思いますね。」
4月5日(土)のDeNA戦から、3つもランクイン!
天谷宗一郎「それくらい劇的な試合だったんです!」
青山高治アナウンサー
「もし負けていたらシーズンの流れも変わっていたかもしれませんね?」
天谷宗一郎「本当にその通りです!相手のエースを打ち崩したのにそれをひっくり返されて、それでも勝ち切ったんですから!キーポイントになった試合でした。」
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