カトリック教会の最高責任者、ローマ教皇フランシスコが21日、亡くなりました。広島を訪れたときに面会した被爆者たちの間にも深い悲しみが広がっています。
21日、88歳で亡くなったローマ教皇フランシスコは2019年11月に広島を訪れ、平和公園で核兵器廃絶への思いを訴えました。
カトリック教徒で被爆者の、95歳の加藤文子さんです。加藤さんは当時「平和のための集い」に参加し、教皇と会話をして、抱擁を交わしました。うれしくて涙が溢れたといいます。
ローマ教皇と面会したカトリック教徒で被爆者 加藤文子さん(95)
「私をだきしめて下さいました。涙がぽろぽろ出て。そうしたら教皇さまは私の涙を手で拭いて下さいました。今でもきのうのことのように思い出します」
教皇の平和への思いに触れ、心強く感じた加藤さんは、自らの被爆体験を伝え続けていこうと決心しました。
ローマ教皇と面会したカトリック教徒で被爆者 加藤文子さん(95)
「こんなに長く生きて、原爆を証言するために私は生かされた」
ローマ教皇の死去を受けて、広島市内の教会でも今後、ミサが予定されています。
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