広島の被爆者で日本被団協の代表理事を務める田中聡司さんがノーベル平和賞受賞の意義などについて東京都立川市で講演しました。
田中聡司さんは1歳5か月のときに入市被爆し、いまもがんを患い原爆症の認定を受けています。
この日はおよそ100人の立川市民に家族や親類15人が原爆に遭い、直後に亡くなった4人を含む11人を亡くしたことや、母親の妹が見つからないままでいることなどを語りました。
また、日本被団協のノーベル平和賞受賞は、核兵器をめぐる危機感の裏返しだと解説しました。
田中さん
「ロシアやイスラエルが核で脅しながら戦争を続けて止めることができない。国際連合も機能しない、お手上げ状態。そんな中で最後に『被爆者の声を聞きましょう』『よりどころは被爆者だ』ということで被爆者に注目が集まったと」
田中さんは5月には核保有国のフランスを訪れて、核兵器廃絶を訴える予定です。
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