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小豆を使った焼き肉や菓子を試作 「白木産小豆」で特産品づくり 広島・安佐北区

こちらはあんこの原料・小豆です。広島市北部の安佐北区白木地区で収穫しました。

地元の商工会では、この小豆を使った特産品作りを進めています。取組みが始まって2年、商品の試作品が披露されました。

先週、広島市安佐北区の高陽町商工会が開いた「小豆セミナー」です。地元の商工業者や行政の関係者らおよそ40人が参加しました。

高陽町商工会 水口弘士 会長
「地元広島、白木町でも小豆の栽培をしておる。これをもちまして、商品開発していき、しっかりと地域の活性化につなげて行きたいと」

商工会が管轄する白木地区では、5年前から地元JAの依頼で丹波大納言という大粒の小豆を作っています。生産量はまだわずかですが、品質のいい小豆が獲れることから、JAでは、将来の産地化を目指しています。

こうした中、おととしから始まったのが特産品づくりです。

柴田和広 記者
「取組みの中で生まれたのが、この2つの商品です。試作品ということで、きょうは、レシピ作りに協力したフードコーディネーターが調理して参加者に試食してもらいます」

こちらは、食肉の加工卸し会社が作った「発酵あんこの味噌だれ鳥焼肉」です。

シンプルフード 森脇幸也 社長
「すごくおいしくて、一番はですね、発酵あんこ。それがすごくいい味を出してますんで」

これが「発酵あんこ」です。小豆と米麹で作りました。

フードコーディネーター 稲葉えみ さん
「これを入れることによってやさしい甘さを出すのと、お肉自体が柔らかくなります」

この「発酵あんこ」とふつうのあんこ、調味料を八丁味噌に混ぜて、味噌だれを作ります。実はこの商品、去年、東京・銀座の県のアンテナショップ「TAU(タウ)」で試験的に販売されましたが、地元での披露は今回が初めてです。

女性客
「おいしいです」
「とってもおいしかったです。お酒のあてに、いいんじゃないですか」
「自分でも‥作ってみたいな」

こちらは県産食材にこだわる惣菜の店が作った「レモンあずき」です。

真ごころ食材 和村西麻里 代表
「おいしく出来てるんです。今までにない小豆のお菓子になってますので」

やわらかく煮た小豆に、県産レモンのシロップなどを加えてさらに煮込み、オーブンで焼きました。

フードコーディネーター 稲葉えみ さん
「白木産の小豆、粒がものすごく大きいです。その大きさを楽しんで頂こうと思って、なるべく粒をつぶさないように炊き上げています」

最後にレモンの皮の砂糖漬け=レモンピールを加えました。

女性客
「おいしいです。レモンとの割合がおいしい」
「カリカリしているところがおいしいです。本当、健康お菓子って感じでね」

2つの商品ともほぼ完成していて販路が決まり次第発売される予定です。このほか地元の高校生や大学生が考えた小豆料理のレシピの発表もあり、参加者は熱心に耳を傾けていました。

白木まちおこし委員会 石飛太士 委員長
「我々、高陽町商工会はですね、今後も白木産小豆推しということで、このような取組みをもっともっと進めて参りたいと思っております」

徐々に盛り上がってきた白木産小豆の特産品づくり。一方で生産者は数人しかおらず、供給体制は十分ではありません。今後、どれだけ生産者を増やせるか?それが取組みの成功の鍵を握っています。

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