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「広島で生まれ育った小学生として自分の言葉で伝えてほしい」広島市の児童が学区内の被爆の現状を大阪の児童に伝承

広島市の小学生が、大阪の小学生とのオンラインによる平和学習で、学区内の被爆建物や被爆者の証言について発表しました。

あいさつ「高槻小学校の皆さんおはようございます」

広島市の千田小学校の6年生90人が、大阪・高槻小学校の6年生とオンラインでつながりました。「千田発~平和を伝えよう~」をテーマにクラスごとに調査結果を発表しました。

広島市立千田小学校 児童の発表
「1945年、広島に原子爆弾が投下、そのとき大学は授業中でした」

広大跡地の被爆について調査したチームは、東南アジアからの留学生の被害について報告しました。

広島市立千田小学校 児童の発表
「原爆で被害に遭ったのは日本人だけでなく海外の人も被害に遭っていたという事は広大跡地について詳しく調べないとわからないことでした。私たちにできることは過去にこんなことがあったというのを語り継いでいくことだと思っています。広島に来た時、中には入れませんが広大跡地に寄ってみてください」

また、学校近くにある広島電鉄の被爆を調査したチームはー

広島市立千田小学校 児童の発表
「この人は原爆投下後から3日後に電車を運転した人です。さらにケガをした人を無料で街まで運びました。この人の行動は広島で被爆した人びとを勇気づけました」

~校内の被爆樹木で作ったパンフルート演奏も紹介~

学区内に被爆建物が残る千田小学校では、2年前から県外の学校への伝承活動を続けています。

広島市立千田小学校 6年担任 松田剛志教諭
「あの日のことを伝えられる人が少なくなっている。徒歩圏内に被ばく建物があったり、そこは千田学区の強みなので、広島に生まれて広島に育った小学生としてこれからも自分の言葉で伝える伝承活動を続けてほしいと思います」

千田小学校では今後、海外の学校への伝承活動も検討したいとしています。
 

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