広島県福山市の水路に男の子が転落して死亡したのは、市が安全対策を怠ったからだとして、両親が市に損害賠償を求めた裁判で、和解が成立する見通しとなりました。19日開かれた福山市議会の建設水道委員会で市側が報告して、明らかになりました。
この事故は2022年11月、当時4歳だった男の子が市内の緑町公園に隣接している水深1・4㍍の水路に転落し、亡くなったものです。
男の子の両親は、水路に立ち入れないようにする措置や水路へ落ちた場合に脱出できるような対策が講じられていなかったことを理由に、市に対し8565万円の損害賠償を求め、提訴していました。
福山市によりますと、市が過失を認め、両親に解決金4700万円を支払うことで和解する見通しになったということです。
現場の水路では2006年以降、この男の子を含む3人が転落して亡くなっていて、市が去年11月以降、鉄製のフェンスを整備するなど対策を講じています。
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