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「記念硬貨を購入するために申し込み金が…」銀行の窓口を訪ねた高齢の男性「本当に払って大丈夫ですか?」銀行員のとっさの判断で詐欺被害を防ぐ

広島県内で相次いでいるSNS型投資詐欺の被害を防いだとして、金融機関に感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、広島銀行庚午支店の 西村仁美 さんと、重光明典 支店長です。

10月22日、男性(80代)が窓口を訪れ、西村さんに対し「記念硬貨を購入するのに申し込み金を振り込むよう指示されている」などと伝えました。

男性には、投資を誘う内容のメールが送られていて、法人口座に50万円を振り込むよう指示があったといいます。

しかし、男性は、何の記念硬貨が送られてくるのかも把握しておらず、不審に思った西村さんが上司に報告したということです。

広島銀行 庚午支店 重光明典 支店長
「どのようなものが送られてくるのかわからないのに、本当に払って大丈夫ですか?としつこくたずねたところ、ちょっと男性のトーンが落ちてきました」

西村さんたちが男性に振り込みを思いとどまらせ、警察に相談したことで、無事に被害を防ぐことができました。

広島銀行 庚午支店 西村仁美 さん
「やっぱり一歩踏み込んでお客さまと対話を大事にしていきたい」

警察は、インターネット上の投稿や広告を安易に信用しないことや、必ずもうかる投資はないことなどを呼びかけています。

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