広島都心の「にぎわいづくり」です。広島市中心部で先週末にあった2つのイベントが、コラボレーションしました。
「今度はきれいにできた」
こちらの広場は、相生通り沿いにある酒造メーカー賀茂鶴が所有する『賀茂鶴オアシス』です。ポイントの1つです。スタンプラリーのために特別に一般の市民に開放されました。
イベントは、サンフレッチェ、カープ、そしてドラゴンフライズの試合日にそれぞれ相生通りを中心にして、試合会場までスタンプを集めながら歩いていこうというものです。
この日は、サンフレッチェの試合日。参加者は観戦チケットを手にエディオンピースウイング広島を目指します。
福山市からの参加者たち
「サンフレッチェが勝つところが見たいです」
「(これまで試合前に)そごうの方にとか行くのが多いんですけど、この辺はあまり来たことがなかったです。こういうイベントで知れるのはいいかなと」
会場では、梅酒の試飲会や広島交響楽団金管五重奏による、まちなかコンサートも開かれました。
スタンプラリーは、官民連携の街づくり団体「カミハチキテル」が、▽紙屋町地区と八丁堀地区を結ぶ相生通りを公共交通機関だけが通行できる「トランジットモール」と、▽歩行者が集う「パーク」にリニューアルさせる構想を広く知ってもらおうと、社会実験の一貫として企画しました。
カミハチキテル 若狭利康 代表
「プロ球団が都心に3つあるというのはなかなかないので。せっかく都心に来られたのだから(スポーツを)観られたついでに紙屋町・八丁堀を歩いてもらって、広島ってちょっと変わってきてるのを感じてもらって都心について考えていただくきっかけになれば」
白山貴浩 記者
「スタンプラリーのコース上にあるゲートパークにたくさんの人が向かっています」
スタンプラリーとは別のイベントも行われていました。広島都心会議などが企画した「広島ド真ん中祭り」です。サッカースタジアムに近いひろしまゲートパークでは、尾道ラーメンや地ビールなど食や物販が楽しめるブースが並びました。
試合観戦前のファンたち
「お酒は、あそこのビールがおいしかった」
「絶好調ですね。気分盛り上げて、きょうは勝ちます」
「めちゃめちゃ楽しいです。(いつもは)すぐサッカーを見に行っちゃうので、きょうはこういうのがあって家族で集まって楽しめるイベントってめっちゃいいなと思います」
元サンフレッチェ広島 選手 清水航平 さん
― 『みんながキャプテン』って誰が言い始めた?
「(当時の)森保監督が言い始めて、じゃ、『自分がキャプテンマーク巻いていい?』と聞いたら『それは違う』と」
サンフレッチェ広島の元選手によるトークショーや、ストリートサッカーの体験、パブリックビューイングなど、サッカーにちなんだイベントもあって、試合観戦前の多くのファンが集まっていました。スタンプラリーとは違うイベントですが、お互いに連携しているようです。
広島ド真ん中祭り実行委員会 諏訪正浩 さん
「都心部のいろんなところで同時多発的にイベントをしているのであれば、それが単独・単独ではなくて、全体的に知っていただく。『次はここに行こう』『ここに行こう』とつなげていかないと、やっていても相乗効果が生まれないと思っていますので。点じゃなく、線になって、面になっていく」
広島ド真ん中祭り実行委員会は、まちづくりに関わるさまざまな関係者が連携し、継続的な街づくりを推進したいとしています。
新着記事
ランキング
※毎時更新、直近24時間のアクセス数を集計しています。
コメント (0)
IRAWアプリからコメントを書くことができます!!