9月の広島県は、これまで経験したことがないような「猛烈な暑さ」だったことがデータでも裏付けられました。9月の平均気温は各地で観測史上最も高くなり、広島市中区は過去145年間で飛びぬけて高くなりました。
9月に入っても猛烈な暑さがまったくおさまらなかったことしの広島…。県内各地で35℃以上の猛暑日が続き、気象庁が県内で気温を観測している19の観測点のうち、加計・府中・大竹・広島市中区の4つの地点で猛暑日日数が二桁に達しました。
隈元大樹記者
「連日、異常な暑さとなっていますが、県内のこちらのアメダスでは、9月としては異例の気温を記録しました」
9月16日には、安芸太田町加計で38.5℃まで上がり、9月に県内で初めての38℃超えを記録。また、9月20日には福山市や府中市で35℃以上となり、県内で最も遅い猛暑日記録を更新しました。
各地の9月の月間気温は軒並み平年に比べて4℃以上も高くなっていて、これは平年の8月の月間気温よりも高くなっています。
また、過去145年間の観測記録が残る広島市中区でみても、ことしの9月の気温は飛びぬけて高く、まさに「過去に経験したことがないような」猛烈な残暑だったことが示された形です。
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