広島県東広島市にある民家の近くで13日、一頭のクマが目撃されました。市は、クマのエサとなる食べ物を外に置かないなどの対策を呼びかけています。
13日午後6時半…、住民が設置したカメラに映りこんだのは、一頭のクマです。
14日朝、映像を確認したところ、体長およそ1メートルの「ツキノワグマ」の成獣だったことが判明しました。クマが出たのは、東広島市 高屋町高屋堀にある民家から、およそ100メートル離れた山林です。
草木をかきわけ、山の中に入っていくと…。
末川徹記者
「クマが目撃された現場です。イノシシの防護柵が設置されています。クマは、箱罠の前を横切ったということです」
東広島市の職員や猟友会が14日、周辺をパトロールしましたが、足跡や荒らされた形跡などは、見つかりませんでした。
東広島市は、クマの冬眠前のエサとなる、柿や栗を早めに摘み取るよう、住民に呼びかけています。
高屋堀本谷地区 檜山康博自治会長
「全部実を落そうと思うと、時間がかかる」
自治会長の檜山康博さんによりますと、高屋堀本谷地区で、イノシシやシカが出ることは、珍しくないといいますが、クマの目撃は、初めてだったといいます。
高屋堀本谷地区 檜山康博自治会長
「孫が小学5年生だから心配。(学校)帰りも迎えに行くような体制をとっていて、学校にもお願いしている」
今後、しばらくは、「クマ出没」への注意喚起を促したいといいます。
高屋堀本谷地区 檜山康博自治会長
住民への呼びかけは?
「生ごみや柿の実は、取っていただきたい」
東広島市によりますと、2023年4月以降、市内でクマが10件目撃されていて、今回で、11件目だということです。また、クマに目撃した場合、▽背を向けず後ずさりすること。▽襲われたら、しゃがんで背中を丸め、手で首を守るよう呼びかけています。
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