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CS地元開催へ全力 2位死守 新井カープのラストスパート 最年長・松山竜平が決勝打 九里亜蓮 気迫の投球で無失点 島内颯太郎 球団記録タイの37ホールド

広島カープ、18日も名古屋で試合をしていますが、クライマックスシリーズ(CS)地元開催に向けて、本当にチーム一丸で戦った週末の試合を振り返ります。

9月15日(金)

前日に優勝を決めた阪神との試合。この日の先発は、今シーズン、10勝のチームの勝ち頭・床田寛樹 。1回、2アウト・3塁・1塁といきなりピンチを迎えると、5番・佐藤輝明にスライダーをライト前へ運ばれ、先制を許します。

切り替えたい床田ですが、さらに続く6番・小野寺にもタイムリーを打たれてしまい、1回から2失点と出はなをくじかれます。

追いつきたい打線は3回、先頭のマクブルームが、ストレートのフォアボール。続く、マツダスタジアム初スタメンの 田村俊介 が、センターへマツダスタジアム初ヒット。

その後、送りバントでランナーを進めて、打席には1番・野間峻祥 。甘く入ったストレートをとらえて、走者一掃のタイムリーツーベース。一気に同点に追いつきます。

しかし、ここで左足に違和感を覚えた野間が途中交代。追い上げムードもここまでかと思われましたが、代走の 大盛穂 が、この不穏な空気を吹き飛ばす三盗。2アウト・ランナー3塁と広げたチャンスに、前の試合で4安打の 小園海斗 。150キロストレートを巧みに流してタイムリーヒット。全員野球でチャンスをつなぎ、勝ち越しに成功します。

しかし、5回、1アウトから連打で同点に追いつかれると、佐藤輝明にまたしてもタイムリーを打たれて、さらに失点。再び、阪神を追う展開となります。

床田は、6回をバックの好プレーにも助けられながら無失点に抑えますが、この回で降板、11勝目は持ち越しとなります。

追いかける6回の攻撃。1アウトで得点圏にランナーを置き、打席には7番・マクブルーム。「コンパクトに対応することができました」と、2遊間を破る意地の同点タイムリーヒット。チームとして勝利への執念を見せます。

その後、またしてもリードを許し、迎えたカープ、ラッキーセブンの攻撃。1アウト・2塁のチャンスで小園。高めの変化球をとらえた打球は、レフト前へ。2塁の大盛が俊足を飛ばして、ホームへ生還。三度、同点に追いつきます。

そして、迎えた8回、1アウト・3塁と勝ち越しのチャンスで頼れる男が登場します。代打の切り札・松山竜平 。高くはねた打球が前進守備の間を抜けてセンター前へ。チーム最年長の一打でついに、ついにカープがリードを奪います。

そして、9回、マウンドにはカープの守護神・栗林良吏 。先頭打者へのフォアボールからノーアウト3塁・1塁とピンチを招き、ここまで2本のタイムリーを放っている佐藤輝明を迎えます。たった2球で追い込むと、高めのストレートに思わずハーフスイング。空振り三振でまずは1アウトとします。

その後、盗塁阻止で2アウトとして打席には6番・小野寺。フォークで空振り三振に仕留めてゲームセット。阪神との長いシーソーゲームを制しました。

広島カープ 松山竜平 選手
「本当にここいちの場面ばかりなので、すごく毎日、緊張するんですけど、その中でもぼくが打席に入るときにすごく声援をくれるファンのおかげで打てていると思います。残り10試合、全部勝って、CSをここでやりましょう」

9月16日(土)森下は阪神に今季初勝利を目指す 松山 また大活躍

そして、土曜日。先発は阪神相手に4試合投げて、未だ勝ち星のない 森下暢仁 でした。きょうこそはと臨んだマウンドでしたが、1回から精細を欠き、2つのフォアボールを与え、いきなり満塁のピンチを背負います。なんとか踏ん張りたいところでしたが、佐藤輝明に2点タイムリーを浴び、先制点を許します。

5回にはノイジーに3ランホームランを浴びるなど、最後まで修正を図ることができず、森下は、今シーズンワーストの5回途中、7失点。くやしい降板となりました。

打線は、6回ウラ、4番から打線がつながります。まず堂林がヒットで出塁すると、相手のエラーも重なり、ランナー2塁・1塁とします。

そして、打席には、4試合連続ヒットの売り出し中、田村俊介 。懸命なスイングが功を奏し、5試合連続ヒット。満塁へとチャンスを広げます。

そして続くは、その田村と自主トレをともに行った師匠・松山竜平 。インコースのボールををたくみににさばき、1塁線へ。再び代打打率を4割に乗せる一振りで2点を返します。

さらにセカンドスタメンの 羽月隆太郎 。打ち取られた当たりでしたが、相手のエラーを誘い、ランナーホームイン。さらに点差を詰めます。

しかし、反撃はここまで。阪神相手に連勝とはなりませんでした。

9月17日(日)九里 気迫の投球で無失点 島内 球団記録タイ37ホールド

日曜は、名古屋に移動して中日戦。先発は、8月22日以来の白星を狙う 九里亜蓮 。本調子とは遠い内容ながら多彩な変化球を低めに集め、代名詞の打たせて取るピッチングでスコアボードに0を並べます。

打線は、6回オモテ、2アウト・1塁、打席には、打率1割4分の2番・羽月隆太郎 。この大事な場面で、今シーズン初の長打。しかも、天敵・柳から。さらに6月以来のタイムリーで先制。最高の仕事をやってのけます。

なおも、2アウト・3塁で、9月絶好調の 小園海斗 。三遊間を針の穴を通すような打球で追加点を奪います。

援護をもらった九里は、會澤翼 とのコンビネーションがさえ渡り、要所で注文通りのダブルプレーを奪い、7回108球、無失点。カープの先発が無失点で降板するのは、9月に入って初めてです。

8回、その九里からバトンを受けた 島内颯太郎 は、1アウト・2塁・1塁のピンチで大島。ストレートをとらえられますが、バックのスーパーダブルプレーに助けられ、無失点。

これで、島内は、球団記録タイの37ホールドをマーク。さらにこの数字はリーグトップ・タイ。今シーズン躍進の8回の男が、新たな勲章に向けて腕を振り続けます。

9回は、守護神・栗林良吏 。危なげなく3者凡退でゲームセット。新井カープがCS地元開催に向けて必死のプレーを続けています。

広島カープ 羽月隆太郎 選手
「(九里)亜蓮さんがよく踏ん張っていたので、なんとか後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。一生懸命やるだけなんで、本当に勝てばなんでもいいと思うので、いいと思います。本当に毎日毎日、応援ありがとうございます。なんとか広島でクライマックスを迎えて、日本一を取りたいので、これからも応援をよろしくお願いします」

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