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radiko:(再)田口麻衣noみみコミ | RCCラジオ | 2023/05/21/日 24:00-24:15
出演者:サックス奏者 MALTA(マルタ)さん
MALTA
1949年、鳥取県倉吉市生まれ、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業後、バークリー音楽大学へ留学。卒業後は同校で教鞭をとります。1979年ライオネル・ハンプトン楽団のリードアルト兼コンサートマスターを務めた後、日本へ帰国し、デビューアルバム「MALTA」を発表。第一回日本ゴールドディスク大賞に輝いた「スパークリング」などヒット曲を多数輩出されました。
全国のアマチュア吹奏楽団のクリニックや共演、クラシック、ジャズ界の新進気鋭のアーティストのプロデュースを手掛けるなど、プロアマ問わず後輩の育成、音楽発展に向けた幅広い活動を行い、2007年より大阪芸術大学教授も務められています。
もうきっかけは見た目ですね。あのサックスのフォルム、金ボタンがバババァ!っとたくさんついてて、輝く楽器の形に惹かれて、「吹いてみたいな」という単純な動機です。サックスがどういう音がするかわからないまま飛び込んでいった感じです。
そうです。それまではトロンボーンを吹いていました。音楽は好きで、楽器は吹いていたんです。
いや、簡単ですよ、音は出ます。いい音が出るかは別ですけどね(笑)音を出すのは、サックスは意外と簡単なんですよ。クラリネットやオーボエに比べるとサックスは一番簡単に音が出ます。
それはリード、マウスピース、そして演奏者の肺活量や「アンブシュア(くわえ方)」を整えれば、いい音が出ます。
体力があったほうがいいですけれど、肺活量で言いますと、3000ccくらい、女子中学生で2800ccくらい、男性で5000ccもあると得意になる方もいますが、そこまでは必要ないです。肺活量の検査する吹き口に比べて、楽器の吹き口は小さいですから、その小さな吹き口に合わせて自分の持っている息をちょっとずつうまく出していくというのがコツになります。
サックス吹いて音が奏でると、元気・やる気ががないときも楽器を吹き始めてしばらくしているうちに乗ってきますよね。自分が出してる音で英気をもらえるというか、エネルギーが出て、元気をもらえますよね。好きな曲を吹いているうちに乗ってくるともっと上手くなりたいなと思う気持ちが明日の活力になりますね。
当然ですね。もう40~50年吹いていますけれど、毎日違いますから。リードとマウスピース、楽器はもう固定されたものですけども、人間生きてますからね、体力や体質は毎日違うんですよね。唇の筋肉の調子も違いますね。
もちろんその日の乾燥度や湿気によるリードの調子もあって、湿気が多い日にはリードがふにゃふにゃになったりとかもありますが、一番の問題は人間ですね。自分本体そのものが良い日悪い日がありますね。そんな中で、もっとうまくなれたらいいなと思いますね。
見どころはみんながダンスするところ…ウソです(笑)目で見る音楽として、我々の息の合った生の演奏を見ていただきたいのと、僕たちの選んだ良い音楽を聴いていただいて、エネルギーをもらって、元気になっていただければ嬉しいなと思いますね。コンサートで元気になって「また明日学校行こう!」みたいな気持ちになってもらえたら嬉しいですね。
本当ですよ。余談ですけどチャーリーパーカーという上手なサックス奏者が1940年ごろ活躍したんですけどね、チャーリーパーカーを聞いて(サックスを)辞めてった人多いんですよ。「うますぎてこんなの吹けない!」と言ってね。ところがMALTAを聞いて、サックスを始めようと思った人が増えたっていう…(笑)ちょっと理解に苦しむ…?苦しまないで喜んでください。
「かっこいいしあのぐらいなら俺でも吹けるかな」って思ってもらえれば。僕も中学生が聞いて「MALTAみたいに吹きたいな」って思ってもらえればうれしいですね。1980年代にデビューして、「かっこいいな」と思ってもらって楽器を始めたという人、たくさん知っています。今でも「MALTAに楽器を選んでほしい」と選定と言うんですけど、僕の選んだ楽器は売れるんですよ。そういう意味ではサックス人口が増えているのに貢献してますね。だからあんまり上手い人ばっかり聞いてると、やりたくなくなるからやめた方がいいですよ、MALTAを聞きなさいっていう(笑)
音楽はこんだけ楽しいよということですね。音は空気の中を伝ってきますから、空気の振動を直接体に受けて元気になってもらいたいです。スピーカーで聴くのと、生の音を聴くのは音の響きが全然違うんですよ。ぜひ遊びに来て、聞いてもらって、明るく元気に楽しく笑っていただければ、「明日も生きるぞ」と感じてもらえれば、コンサートに来た甲斐があったなと。
僕は鳥取県倉吉の出身ですが、広島は憧れの地で、本当広島に住もうと思ったぐらいですから。「広島音楽高等学校」に憧れて受験勉強したものの、課題曲が大変で無理だったんでやめたんですけどもね。
●日程
6月10日(土)午後3時開演
●会場
はつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ
●チケット
一般4,000円、高校生以下2,000円
●プレイガイド
ウッドワンさくらぴあ事務室、さくらぴあオンラインチケット、ローソンチケット、チケットぴあ
●お問い合わせ
ウッドワンさくらぴあ 0829ー20ー0111
IRAW掲載にあたり、放送から編集を加えています。
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