二十四節気をさらに細かく分けた暦、七十二候では、きょうから「虹始見」になります。読み方は「にじ　はじめて　あらわる」です。春の雨上がりに空に虹がかかる頃と言われています。

虹と言えば七色をイメージするかと思います。外側から「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」と並んでいるのが一般的ではないでしょうか。

ただ、虹の色の捉え方は国や文化によって様々です。さらに、同じ国の中でも、地域や民族などによって捉え方が違うこともあります。例えば、青と藍は区別しなかったり、赤と橙を一色にまとめたりしています。

グラデーションによって境界線がない虹だからこそ、色の分け方が異なっているのです。私たちも、虹を見つけることができた時は今回は何色に見えているのかしっかり確認してみたくなりませんか。