広島県の天然記念物にもなっているコナラの巨木の後継となる苗木が15日、庄原市に引き渡されました。
3本の苗木は、「国立研究開発法人 森林研究・整備機構」から庄原市に引き渡されました。
庄原市にある県の天然記念物「帝釈始終のコナラ」です。根の回りの大きさは10メートルを超え、高さもおよそ30メートルで、コナラでは日本一の巨木ともいわれています。
しかし、周辺で菌が木に入り込むことによる「ナラ枯れ」が発生し、帝釈始終のコナラも枯れてしまうおそれがあります。
このため、庄原市などが研究機関に依頼して、「さし木」や「つぎ木」でクローンの苗木をつくりました。元の木と同じ遺伝子を持つことから、後継樹として大きく育つことが期待できるといいます。
帝釈自治振興区 表良則 会長
「2代にわたって、名木として全国に誇れる木として雄姿を見ることを願っています」
苗木は、庄原市の3か所に植樹されます。
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