5年前の西日本豪雨の被災者向けに整備された応急仮設住宅のうち、最後まで残っていた団地の解体撤去作業が始まりました。
作業が始まったのは、広島・坂町の平成ヶ浜東公園の仮設団地で、16日は汚水管の掘り出しや給排水管の切断が行われました。
広島県内では関連死を含め152人が犠牲となった西日本豪雨。多くの住宅が被害を受け、県内に設けられた6か所の仮設団地では、176世帯が仮設住宅での生活を余儀なくされました。
その後、入居者の住宅再建などが進み、ここはただ1つ残る仮設団地となっていましたが、先月、最後の1世帯が退去したということです。
坂町 産業建設課 山下秀雄 係長
「入居されていた被災者すべての方が退去され、新たな生活に移ることができたということで、たいへんよかったなと考えています」
平成ヶ浜東公園は、5月に街の公園として復旧する見通しです。
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